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近未来の日本を予見する問題作「PLAN 75」 不寛容な社会に生きる私が本作を観て思うこと

キネマ旬報WEB

文学作品を起点に、ケアをめぐる現代の事象について論じた書籍『ケアする惑星』(小川公代、講談社)が年頭に発売された。本著でも、個人と社会の問題の混在、想像力を働かせて見えなくされている存在の声に耳を傾けるべきではないか、といった「PLAN 75」に通じるまなざしが綴られている。

諦めかけていた自分が、もう一度起き上がる。自助ではなく共生する視点でこの国をとらえたい。社会の根幹が変わらなければ個人の苦しみは救われないのだから、署名や発信など小さな行動でも関心を持つ周囲を巻き込み、体力がないときは対話するだけでも誰か一人につながることが大切かもしれない。

映像がソフト化し、また新たな論者がきっと現れ、連帯する作品たちに力をもらいながら私にできる一歩を見つめ続けたい。

文=羽佐田瑶子 制作=キネマ旬報社

 

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「PLAN 75」
●4月26日(水)Blu-ray&DVDリリース(レンタル同日)
Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら 

●Blu-ray:5,500円(税込)、DVD:4,400円(税込)
【映像特典】
・公開記念ナビ番組(ストーリー編/キャスト×監督 スペシャルトーク)
・本予告(30秒/90秒)

●2022年/日本、フランス、フィリピン、カタール/本編112分
●出演:倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美
●脚本・監督:早川千絵
●脚本協力:Jason Gray
●撮影:浦田秀穂
●照明:常谷良男
●録音:臼井勝
●美術:塩川節子

●発売元/ハピネットファントム・スタジオ 販売元/ハピネット・メディアマーケティング
©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

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