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ホラーにアクションに社会派⁉ 娯楽の宝石箱のような映画「ダンシング・マリー」EXILE NAOTO×SABU

キネマ旬報WEB

三代目 J SOUL BROTHERSのリーダーとして知られるNAOTOは、ダンスで培った切れのあるアクションを披露。殴られても蹴られても果敢に相手に食い下がっていくど根性ぶりは圧巻のパフォーマンスだ。実直で誠実そうな役柄を反映させた折り目正しいせりふ回しも情感豊かに表現していて、役者としての素質も十二分に兼ね備えていることを証明してみせた。

世界に届いた「人は誰にでも役目がある」のメッセージ

演者の個性を引き出し、恐怖と笑いが入り交じる破天荒な映像世界を構築したSABU監督は、「ワールド・アパートメント・ホラー」(1991年、大友克洋監督)の主演など俳優として活躍した後、1996年に「弾丸ランナー」で衝撃の監督デビュー。その後も「MONDAY」(2000年)、「幸福の鐘」(2003年)、「MR.LONG/ミスター・ロン」(2017年)とさまざまなジャンルの映画に挑戦し続けてきた。多様な作品群の根底に流れるのは、とにかく面白い映画を届けたいという思いで一貫している。

筆者は「弾丸ランナー」以来、何度かSABU監督にインタビュー取材をしたが、ぼそぼそっとした語り口ながらも「失うものは何もない。がんがん行きますよ」と、常に前向きの発言が印象に残っている。

そんなSABU監督の作品が、NAOTOは以前から大好きだった。特に第2作の「ポストマン・ブルース」(1997年)がお気に入りで、最初の顔合わせでそのことをNAOTOに言われて「すごいいいやつ」と思ったというエピソードが、ブルーレイの特典映像にある完成披露上映会の舞台挨拶でSABU監督の口から語られている。

対するNAOTOは、初主演作がずっと見ていたSABU監督の作品なんて夢のような出来事で、「若いころの自分に自慢したい」と同じ舞台挨拶で告白。ほかにも出演者やSABU監督のこの作品に懸ける思い、撮影中の裏話などをたっぷりと聞くことができる。また1カ月に及ぶロケに密着したメイキング映像には、幽霊の見せ方やアクションの段取りなど撮影にまつわる創意工夫が満載で、さらにこの作品へのいとおしさが募ってくるに違いない。

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「人は誰にも役目があって、今を大切に生きれば未来を変えられる」というメッセージは世界にも届き、ポルトガルのポルト国際映画祭(ファンタスポルト)で審査員特別賞を受賞したほか、ブラジルのポルトアレグレ国際ファンタスティック映画祭(ファンタスポア)やイタリアのアジアン映画祭など、数々の映画祭で賞に輝いている。世界も驚愕したSABU監督のイリュージョンを見逃すことのなきように。

文=藤井克郎 制作=キネマ旬報社

 

「DANCING MARY ダンシング・マリー」

●12月7日(水)Blu-ray&DVD&デジタル配信リリース(レンタルDVD同時リリース)
Blu-ray&DVD&デジタル配信の詳細情報はこちら

●Blu-ray:5,170円(税込)
【特典映像】(100分)
・予告編集
・メイキング映像
・舞台 挨拶 映像
【封入特典】
・リーフレット(8ページ)
【商品仕様】
・アウターケース

●DVD:4,180円(税込)
【映像特典】(2分)
・予告編集

●2021年/日本/本編105分
●出演:EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)、山田愛奈、坂東 希、吉村界人、諏訪太朗、武発史郎、瀬口寛之、川島潤哉、カトウシンスケ、小松勇司、山本龍二、木村圭作、國本鍾建、樋渡真司、竹内晶子、三谷悦代、奥瀬 繁、石橋 凌
●監督・脚本・編集:SABU
●エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
●「DANCING MARY」製作委員会:LDH JAPAN ローソン
●制作プロダクション:ディープサイド
●製作:LDH JAPAN
●発売元:株式会社 LDH JAPAN 販売元:ポニーキャニオン
©2021 映画「DANCING MARY」製作委員会

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