また今年は投手フィールディングのベースカバーで課題があったため、練習日では徹底して練習を行っていた。
選手間のミーティングにこだわっている。試合後や、練習が休みの日では、リモートミーティングを行い、戦術や試合の反省を行い、1週間の練習、練習試合に向かっていくという。こうした積み重ねが強豪校にも接戦を演じる土台を築いている。
練習環境は冬場になると困難になる。太田市は赤城山の南にあり、県内でも特に冬場の風が強い地区である。取材日はたまたま風が強くなく、選手からは「今日は良い感じで練習ができたんですよ。運が良いですね」と笑う。風が強い日は外で練習できない日も多いようだ。
その中で何かができるか考えてきた市太田ナイン。選手たちのレベルも高く、関東地区の21世紀枠の推薦校に選出されれば、他の8地区に負けない実力校として注目されるかもしれない。
(記事=河嶋 宗一)