10年に一度紹介される英国映画協会と、Sight & Soundによる世界の批評家、映画人1600人以上の投票により選ばれる史上最高の映画TOP100が、発表されました。
70 年の歴史のこのランキングの中で初の女性監督としてTOPに輝いたのは、シャンタル・アケルマンの作品『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』。前回の2012年の、36位の評価から、この10年で一気にTOPに躍り出ました。
また、新しいランキング作品として、社会の多様化からバリー・ジェンキンス監督の『ムーンライト』(#60)、ジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』(#95)などを含む黒人監督作品が、7本。セリーヌ・シアマ監督の『燃ゆる女の肖像 』(#30)などの女性監督作品も、前回の2本から、9本と大幅に増えました。
他、新しいエントリーの中には、アニエス・ヴァルダ監督の『落穂拾い』(#67)、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『トロピカル・マラディ』(#95)、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』(#90)、ウォン カーワイ監督の「恋する惑星』」( #88)。アニメーション作品としては、前回にランクインした宮崎駿監督が『となりのトトロ』に続き、『千と千尋の神隠し』(#72)もランクインを果たしました。
BEST100
1、『ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』
(シャンタル・アケルマン Chantal Akerman, 1975)
2、『めまい』
(アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock, 1958)
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