top_line

足し算+パズルで脳を鍛える!
「2048」はここからプレイ

中島健人が語ってきた二宮和也への愛とリスペクト 映画『ラーゲリより愛をこめて』で受けるさらなる刺激

Real Sound

 二宮和也主演の最新映画『ラーゲリより愛をこめて』がいよいよ12月9日に公開される。原作は辺見じゅん著の『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。二宮演じる主人公・山本幡男が事実無根のスパイ容疑により、妻と4人の子どもを日本に残したままシベリアのラーゲリ(収容所)に収容されてしまう。戦後のラーゲリを舞台に、過酷な環境下でありながらも生きる希望を唱え続け、運命に翻弄されながらも最愛の妻との再会を願い続けた11年に及ぶ夫婦の愛を描いたノンフィクション作品だ。

 愛する夫を信じて待つ妻・山本モジミ役には北川景子。二宮演じる山本と共に過酷なラーゲリを生き抜く捕虜仲間役に、松坂桃李、安田顕、桐谷健太、そして二宮の事務所の後輩である中島健人(Sexy Zone)が出演。中島は拘留者仲間で最年少のムードメーカー・新谷健雄役を演じる。

 今年8月に行われた映画の完成報告会見では、中島が人生初の丸刈り、ふんどしに挑戦したと明かされたほか、撮影の合間には中島が二宮に「ジャンパーを着てください」と気づかいを見せるものの、二宮は素っ裸の人に服を着てと言われても着られないと、役者根性を見せ、寒がる後輩を前に着なかったなど、先輩、後輩思いの彼らのエピソードが聞こえてきた。そんなエピソードからも伝わるように、かねてから二宮愛を叫んできた中島。念願の共演が叶った作品だ。

 中島が語る二宮のエピソードで印象に残っているのが、2019年3月に中島が単独MCに初挑戦したDisney DELUXEのオリジナル番組『Disney イッツ・ア・クイズワールド』でのこと。配信記念イベントで中島は、尊敬する先輩として二宮の名前を挙げ、二宮から「バラエティ、映画、ドラマ、それぞれにしっかり自分という役作りをしたほうがいい」とアドバイスを受けたという(※1)。

 その言葉を胸に刻んだかのように、中島は様々な仕事に挑戦している。2020年2月には、『生中継!第92回アカデミー賞授賞式』(WOWOW)のスペシャルゲストとして出演。現地・ハリウッドでのリポーターを任されたほか、中島も「いつか自分もここを歩きたい」と語るなど、将来の夢を抱くきっかけにもなったようだ。

広告の後にも続きます

 また同年にはKing & Prince・平野紫耀と共にドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)に主演。4月期に放送がスタートする予定だったが、コロナの煽りを受けて撮影が延期になるなど、前例のない中でも平野と共に前向きな発言で視聴者を勇気づけた。続く2021年放送、小芝風花とのW主演を務めたドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ)では、中島が演じた長谷部宗介役に入り込んでいたのが印象的。まるでキャラクターをインストールしたかのように演じきった。突如Instagramに舞い降り、雑誌「THE MOST」編集長、クリエイティブディレクターという肩書で37万フォロワーを獲得。長谷部の役のままインスタライブを配信するなど、SNSの新たな活用に加えて徹底した役作りで視聴者を楽しませてくれた。

 これまで中島はジャニーズアイドルの王道をブレずに突き進み、たくさんのファンを幸せにしてきた。元々のクレバーさと年齢を重ねるごとに増す人間の深みがありつつ、尊敬する二宮からのアドバイスをまっすぐに受け止め、咀嚼、解釈しながら行動へと落とし込んだように思う。

 一方、二宮も俳優として様々な作品に出演してきた。アイドル活動に加え、バラエティではMCとして冠番組を持つほど。さらにはYouTubeチャンネルも成功させている。と同時にひとりの俳優として唯一無二の存在感を発揮。中島が追う背中は、止まりもせずいまなお突き進んでいる。今回の共演では、二宮の背中からさらに刺激を受けたのではないだろうか。先輩・後輩ではあるがライバルでもある。今作で見せる2人の共演の封切りを楽しみに待ちたい。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2132282/full/

 
   

ランキング

ジャンル