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山下美月の高い演技力に、乃木坂ファンが懸念する「3期生から2人目の卒業」

asagei MUSE

 この子、本当にアイドルなの? そんな感想も当然の演技だったのではないだろうか。

 11月11日放送のNHK連続テレビ小説舞いあがれ!」第30回では、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼馴染である望月久留美(山下美月)が雨のなか、ずぶ濡れになって舞の自宅を訪れる場面があった。

 久留美は幼いころに両親が離婚し、父親との二人暮らし。しかし元ラガーマンの父親は仕事が続かないタイプで、今回も足首を負傷したことを言い訳に、ガードマンの仕事を辞めてきたという。

 悪びれず「なんとかなるやろ」という父親を、「家賃どうすんの? いっつもなんとかするのは私やん!」となじる久留美。父親の告白に大きく目を見開いた時の表情には「信じられない…」との感情がこもっていた。

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「父子家庭に育ちつつ、持ち前のガッツと明るさで頑張っている久留美。アルバイトに精を出しながら、看護学校では授業料が免除される特待生にも選ばれました。特待生通知書を嬉しそうな表情で舞に見せていた姿から、一転して父親の失業に直面。その落差を山下は、存分に演じてみせたのです」(テレビ誌ライター)

 舞の部屋に泊めてもらった久留美は、「ええなあ、舞は。お母ちゃん優しいし、お父ちゃん頼りになるし…」とつぶやいた後、10秒間にわたって沈黙。テレビドラマでこれほど長い無音状態は珍しく、動きもBGMもない状態での沈黙は、演じる山下と福原にとっては何十秒間にも何分間にも感じられたことだろう。

 見方を変えれば、そんな緊張感あふれる場面も、制作側が山下の演技力を信頼しているからの演出かもしれない。山下が所属する乃木坂46のファンからは<これが乃木坂46の山下美月です!>と彼女の演技力を自慢する声も多数あがっているが、一方では心配の声も寄せられているというのだ。

「芸歴6年超の山下は、乃木坂46のなかでもドラマ出演が多く、昨年4月期の『着飾る恋には理由があって』(TBS系)では主演・川口春奈の後輩役を好演。同10月期の『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)では大学教授を誘惑する女子大生役でヒロインを務め、その演技力はアイドルという括りを超えて、高く評価されています。そして今回はヒロイン役のオーディションを経て、幼馴染の久留美役に抜擢。女優としての活躍が広がるにつれて、『乃木坂46卒業』が近づいているのではとの声も高まっているのです」(アイドル誌ライター)

 山下が朝ドラのオーディションを受けたのは二度目で、最初は書類審査で落選。今を時めく乃木坂46と言えど、朝ドラにその肩書きは通用しないことが示された形だ。それが二度目の挑戦で、ヒロイン役こそ逃したものの、重要な役柄をゲット。それに加えてただでさえ多忙な乃木坂メンバーが、朝ドラヒロインに2回も挑戦していたこと自体、驚きではないだろうか。

前日の第29回では離婚した母親からの手紙を受け取り、複雑な表情を見せていた久留美。この演技にも繊細さが存分に表れていた。©NHK

 10月23日深夜放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京系)にて山下は、「昨日までず~っと大阪にいて、大阪で撮ってて」と告白。乃木坂46の活動と並行しながら朝ドラの撮影に臨んでいたことを明かしている。同日にNHKが公開した朝ドラのオフショットでは、福原らと共に長崎・五島列島でのロケにも臨んだことが判明していた。

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