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聖光学院vs國學院栃木

高校野球ドットコム

聖光学院に立ち向かった國學院栃木の2年エース。課題はストレートのレベルアップ

盛永 智也(國學院栃木)

<第77回国民体育大会:聖光学院3ー0國學院栃木>◇3日◇準決勝◇清原球場

 とちぎ国体の準決勝1試合目は聖光学院が3対0で強打の國學院栃木を破り、決勝進出を決めた。左腕・小林 剛介投手(3年)が完封勝利を挙げた。この一戦、聖光学院ではなく、聖光学院打線に立ち向かった國學院栃木のエース・盛永 智也投手(2年)をピックアップしたい。

 前日の近江(滋賀)戦では6回を投げて、85球、1失点に抑える好リリーフ。この球数を考えると、先発は考えにくいが、それでも先発に至ったのは連投でもハイクオリティの投球をするというのがテーマにあった。

 夏の栃木大会準決勝の作新学院戦では、10回完投勝利。その翌日の宇都宮南との決勝戦でも先発のマウンドに上った。結果は5.2回を投げて自責点4。あれほどの暑さの中で、連投すれば、クオリティは落ちて当然だと思う。それでも盛永は悔やんでいた。

 秋の大会が終わり、国体を自分の成長を試す場だと捉えていた。立ち上がりはやや苦しんでいる印象はあった。それでも躍動感のある踏み込みのある投球フォームから繰り出す常時130キロ前半〜130キロ後半の直球、切れのある縦スライダー、カットボール、カーブを織り交ぜ、聖光学院に立ち向かった。

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 しかし聖光学院の2番高中 一樹内野手(2年)、三好 元気外野手(2年)の2人に適時打を浴び、3失点。この点について、「ここぞという場面で捉える聖光学院打線はさすがでした。ただ打たれたのはいずれも僕と同じ2年生なので、悔しかったです」と振り返る。

 とはいえ、走者を背負っても気持ちが折れることなく、威力抜群のストレートでねじ伏せる投球は見応えがあった。

 目標はプロ。だが、「今の自分の実力では到底無理だと思っています。それでもこの冬はしっかりと追い込んで、ストレートのスピードアップや、完投能力を身に着けていきたい」と意気込んだ。

 憧れは山田 陽翔投手(近江)。この国体では対戦する機会に恵まれたが、最終打席でフェンス直撃の二塁打を打たれた。

「本当にオーラがある方でした。あのレベルにならないといけないんだなと思いましたし、打たれてまだまだだと感じました」

 山田と対戦して得られたものはあった。どういう感覚でリリースをすれば、自分の思い通りのボールが投げられるか。それを実践できたという。

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