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『ソニック・ザ・ムービー』など相次ぐゲームの実写化 変化する映画業界の行く末を考える

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 そうした流れのなかで、ゲーム作品の映画化を後押ししたのは、動画配信サービスの普及とコロナ禍だ。映画に対する意識が「劇場で観るもの」から「家で観るもの」へ急激に変化したことで、動画配信サイトが話題のコンテンツをこぞって欲しがったのは大きいとも言える。また2021年に公開された『モータルコンバット』がHBO Maxと劇場公開を同日リリースしたにもかかわらず、全米初登場1位を記録したことも、再び映画化の題材として、製作者から注目を集める理由のひとつになった。

 コンテンツ戦争とも言える現代の動画配信事業。有名な俳優・監督作品というのももちろん売りにはなるのだが、もともと知名度のあるコミックやゲームの映画・ドラマ化というのは、圧倒的な集客力があるだけに、出資者も多く、今後もこの流れは加速し続けるだろう。

 自分の好きなゲームが映画・ドラマ化されるのは嬉しいかもしれないが、この流れは映画業界全体として考えると、決して手放しで喜べる状況ではない。

 それは同時にハリウッドのネタ切れ危機が深刻化しているという意味でもあり、需要と供給のバランスが完全に崩壊しているという無視できない状況でもあるからだ。企画の実現率が高くなった分、映画業界の行く末を本気で考えるべき時期に突入したことは間違いない。

 現在のゲームの映画・ドラマ化の状況は、例えるならば冬眠していた動物を無理やり急に起こしたようなものとも言えるかもしれない。(バフィー吉川)

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