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ASIAN KUNG-FU GENERATION、=LOVE、BEYOOOOONDS、Toshl、P丸様。……9月28日リリースの新譜5作をレビュー

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ASIAN KUNG-FU GENERATION『出町柳パラレルユニバース』

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は9月28日リリースのASIAN KUNG-FU GENERATION『出町柳パラレルユニバース』、=LOVE『Be Selfish』、BEYOOOOONDS『BEYOOOOO2NDS』、Toshl『IM A SINGER VOL.3』、P丸様。『ラブホリック』の5作品をピックアップした。(文:森=森朋之、渡部=渡部あきこ)

(関連:ASIAN KUNG-FU GENERATIONの歩みは4人だけのものではないーー様々なゲストを迎えた25周年ライブ

■ASIAN KUNG-FU GENERATION『出町柳パラレルユニバース』

 アジカンのパワーポップはやっぱり最高! と快哉を叫びたくなるニューシングルだ。表題曲「出町柳パラレルユニバース」は、上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』と『四畳半神話大系』がコラボした森見登美彦の小説を原作とするアニメ『四畳半タイムマシンブルース』の主題歌として制作されたナンバー。同じく森見作品を原作にしたアニメ作品の主題歌「迷子犬と雨のビート」「荒野を歩け」とのつながりを意識しつつ、最新型の“アジカン・パワーポップ”を体現している。カップリングにはAAAMYYYがボーカル、シンセサイザーで参加したWEEZER「I Just Threw Out The Love Of My Dreams」のカバー、喜多建介(Gt/Vo)と後藤正文(Vo/Gt)の共作による「追浜フィーリンダウン」、表題曲とほぼ同じ楽曲構成で歌詞が異なる「柳小路パラレルユニバース」を収録。ギターロックの伝統に根差したソングライティング、メンバー4人の息遣いやアイコンタクトを感じさせる生々しい演奏も素晴らしい。(森)

■=LOVE『Be Selfish』

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 デビューシングル『=LOVE』(2017年)でオリコン週間チャートトップ10に入り、それ以降は前作の11thシングル『あの子コンプレックス』(2022年)まですべてトップ3以内をマークするなど、今やトップアイドルの仲間入りを果たした=LOVE。最新曲「Be Selfish」は、EDMをポップに昇華させたサウンドに、愛らしさと凛とした意志を同時に感じさせるメロディを軸にしたアッパーチューン。〈性別なんてさ/必要じゃないんだし〉というラインに象徴されるように、“君は君のままでいい、わがままでいい”というメッセージを押し出した歌詞は、時代の変化にアジャストしながら、2022年の理想的なアイドルソングとして機能している。彼女たちが女性ファンの支持を得ているのには明確な理由があると、改めて認識させられた。(森)

■BEYOOOOONDS『BEYOOOOO2NDS』

 デビューから3周年を迎えたBEYOOOOONDSが2ndアルバムをリリースする。約2年10カ月ぶりとなる今作は、「BEYO盤」「UNIT盤」の2枚組仕立て。「BEYO盤」では、児玉雨子(作詞)、前山田健一(作曲)、ダンス☆マン(編曲)の強力な布陣が手がけたファンキーなダンスチューン「虎視タンタ・ターン」に始まり、ユニークな歌詞も聴きどころの「Hey!ビヨンダ」、春・夏ツアーのラストを飾ったミディアムナンバー「オンリーロンリー」など新曲&初音源化の楽曲にシングル曲、寸劇パートを加えた全18曲を収録。一方、「UNIT盤」は、グループ内ユニット CHICA#TETSU、雨ノ森 川海、SeasoningSによる新曲を含む計6曲が揃う。盛りだくさんな収録内容もさることながら、メンバーそれぞれの個性を活かすことでグループとしての絆もより強固になった印象。これまで以上にエンタメ性の高い作品に仕上がった。(渡部)

■Toshl『IM A SINGER VOL.3』

 人気カバー企画「IM A SINGER」シリーズの最新作、第3弾が3年ぶりに到着。制作の起点になったのは、ToshI自身が愛してやまないというディズニー映画の楽曲。セレクトした「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」「美女と野獣」「スピーチレス~心の声」が女性ボーカルの楽曲だったことから、その他の収録曲(Superfly「タマシイレボリューション」、高橋真梨子「桃色吐息」、中森明菜「難破船」など)もすべて女性アーティストのカバーとなっている。ToshIの音域と表現力を活かしたボーカリゼーションはもちろん、ToshIと同じ年であり、同郷の石丸幹二とのデュエットによる「美女と野獣」、ゴスペルクワイアが参加したCeltic Woman「You Raise Me Up」など、“声”の素晴らしさとパワーを体験できる企画、アレンジも本作の魅力だろう。(森)

■P丸様。『ラブホリック』

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