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仙台二vs古川

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左の「Wエース」が快投!仙台二が公立校対決制し8強入り

先発し6回無安打投球を披露した仙台二・湯浅太賀

<第75回秋季東北地区高校野球宮城県大会:仙台二2-1古川>◇19日◇3回戦◇仙台市民

 「Wエース」を擁する仙台二と、夏ベスト4の古川学園を破った古川の一戦は、公立校同士の意地がぶつかり合う接戦となった。仙台二が0対1の9回に2死から連打で2点を奪い逆転勝ち。2投手の継投も光り、ベスト8入りを果たした。

 仙台二の先発を任されたのは、夏は背番号1を背負い、新チームでは背番号9をつけている湯浅 太賀投手(2年)。初回、先頭打者に死球を与え1死二塁のピンチを背負うも、3、4番を連続三振に仕留め無失点で切り抜ける。その後もインコースを強気に攻める直球と低めに集めたスライダーが冴え、6回6奪三振1失点、被安打は0。四死球を4つ与え、5回に自らの失策で先制点を献上したものの、先発の役割を果たした。

 一方の打線は古川学園相手に8回2失点と好投した古川のエース右腕・柳澤 湧斗投手(1年)を打ちあぐねる。変化球に対応できず、5回までは無安打。6回は2四球と湯浅のチーム初安打で2死満塁、7回は連打で2死一、二塁と好機をつくったが、あと1本が出なかった。

 仙台二は7回から背番号1の左腕・本田 慎次朗投手(2年)にスイッチ。走者を出しながらも湯浅同様、強気の投球で攻めきり、7、8回と0を連ねた。打線は9回、ついに柳澤を捉える。先頭打者が相手の失策で出塁すると、その後2死一、三塁となり、打席には代打・小河 優真(2年)。金森 信之介監督が「勝負どころは振れるバッターで」との思いで送り出した小河の左前打で追いつくと、さらに続く9番・岡田 大知外野手(1年)にも適時打が飛び出し逆転。最終回は本田が三者凡退に抑え、苦しみながらも大きな1勝をつかみ取った。

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 湯浅、本田は新チームでは「Wエース」と位置づけられており、湯浅は本田について「ライバルであり、負けたくない存在」と話す。初戦敗退に終わった今夏は先発した湯浅が3.0回2失点と試合をつくれず、3番手で登板した本田も4.2回を投げ3失点と流れを引き寄せる投球ができなかった。それでも夏の悔しさを糧にし、切磋琢磨しながら秋に向け練習に取り組んできた。「試合では仲間なので、2人でつないで試合をつくりたい」(湯浅)。私立の強豪・東北と当たる準々決勝も2人の投球が鍵を握ることとなりそうだ。

(取材=川浪 康太郎)

 
   

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