マンガ「コミュ強ママVSコミュ障ママ」のカット(ムチコさん提供)

【マンガ】深い付き合いに持ち込めないコミュ障ママ じゃあ「コミュ強」ってどんな意味? 結末に笑った 本編を読む

ママ友作るのって難しい!

 個人的な付き合いを深める難しさを描いたマンガ「コミュ強ママVSコミュ障ママ」が、Instagramで400以上のいいねを集めて話題となっています。

 自分自身を「コミュ障」だと感じている作者。子供が幼稚園に通い出して1年経ついまでも、ママ友ができません。その場限りの会話はできても、連絡先を聞くなどの個人的な付き合いに発展させることは、作者にとって超難関で……。読者からは、「分かります!」「発展させるのは難しいですよね」「涙と笑いが止まりません」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、ムチコさんです。ムチコさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー過去に、自分から連絡先を聞くことはありましたか?

 子供が生まれていなかった頃は、ナンパをするように、わりと軽く聞くことができていました。香港にいるときは、海外にいる者同士という境遇で仲良くなりやすかったことや、育児不安が強かったので、わりとコミュ強でした(笑)。

ーー友達とランチなどに行くことはありますか?

 コミュ強の友達が誘ってくれて、たまーーに行きます! 土日のお出かけは、ほぼ家族と一緒です。

ーー長く付き合っている友達とは、どういう付き合い方をしていますか?

 香港に5年間駐在していたときに出会った友だちとは、帰国先が離れてしまいましたが、その後もInstagramやLINEでたまに連絡を取り合っています。地元の友だちも同じような感じです。

ーーどのようなとき、自分がコミュ障だと感じますか?

 公園や保育園の帰りなど、「会話をしてもしなくてもよい」というようなときに、「コミュ障だな……」と感じます。「話しかけてよいものか」「早く帰りたいのではないか」など気にしてしまい、相手から見ると、逆に私が早く帰りたそうに見えていると思います。ちなみに「カフェなどで話す」というのは、まったく苦手ではありません。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 同じ時期に香港から帰国したママ友がいるのですが、知り合い同士で地域のイベントを開くくらいの「コミュ強」です。一方、私には、帰国してから新たなママ友ができていません(笑)。帰国してから4年が経ち、私とそのママさんとの違いを考えたのがきっかけです。

 結果、コミュ障の私がうるさくて言い訳がましい内容のマンガになってしまいましたが(笑)。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「連絡先は聞けても、ランチまで発展したことがない」や、「あいさつの先に進めない」など、共感の声をたくさんいただきました。なかには「単に人の関わりがめんどくさい」という、核心を突いたようなコメントもいただきました。距離感で悩んでいる方は少なくないのだな、と実感しました。