ルフィたちを苦しめた、最恐の能力者とは? 「ONE PIECE ワンピース 17THシーズン ドレスローザ編 PIECE.1」(エイベックス・ピクチャーズ)

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「ホビホビの実」はチート? 呪い?

 これまで『ONE PIECE(ワンピース)』に登場した「悪魔の実」は、「超人系(パラミシア系)」「動物系(ゾオン系)」「自然系(ロギア系)」と3つに分類することができます。

 特に「自然系」は、自然現象さながらの広い攻撃範囲を持つため、3種類のなかで「最強」と呼ばれることが多いです。しかし、読者の間では「『自然系』の能力以上に脅威だ」とうわさされる「悪魔の実」がありました。

 その「悪魔の実」の正体は「ドレスローザ編」で登場した、シュガーの「ホビホビの実」の能力です。「ホビホビの実」は触れるだけで相手をオモチャにする能力を持っています。さらに「おもちゃにされると、その人物の存在が全世界の人びとの記憶から消えてしまう」という恐ろしい副作用も備わっていました。

 この能力は人間に限らずすべての生物が対象となり、どんなに絆が深い仲の間柄でも容赦なく適用されます。おもちゃにされた人物にはそれまでの記憶が残っていても、家族や友人など、関係があるすべての人間から存在を忘れさられてしまうのです。おまけに「おもちゃにされると人びとの記憶から消えてしまう」能力は、シュガー自身にも適応され、誰をオモチャにしたのか本人すら忘れてしまいます。

これだけでも十分に強い「ホビホビの実」の能力は、さらにオモチャにされた人物を自らの命令に絶対服従させることも可能です。 実際にシュガーは、その能力を利用して「ドレスローザ」を支配し、反逆者たちを労働力としてこき使っているシーンも描かれていました。

チート級な「ホビホビの実」の能力を持つシュガーは、幼い容姿が特徴的です。この容姿は読者から「『悪魔の実』の副作用ではないか?」「呪いみたい」と考えられているようです。また、能力者自身が死亡するか、意識を失うとおもちゃにされた人びとがもとの姿に戻ってしまうデメリットもありました。

 しかし、このふたつのデメリットさえ飲み込めば、戦わずして勝てる能力に「かなり凶悪だな」「無茶苦茶すぎる」などの声があがっていました。

 今回紹介した「ホビホビの実」は、戦闘能力を高める、というよりも、相手を無効化させることに特化した「最強」でした。『ONE PIECE』にはそれ以外にも、純粋な力として最強、能力者との相性が良くて最強など、複数の「悪魔の実」が読者の間で「最強」と呼ばれています。最強の「悪魔の実」に、あなたは何を思い浮かべますか?