原因その3:インテークマニホールドのバキュームホース破損
インテークマニホールドと繋がっているバキュームホースの破損もハンチングの原因となります。このバキュームホースが経年劣化等で割れたり亀裂が入ったりすると、そこから空気が漏れてアイドリング不調に影響します。
バキュームホースをはじめとするホース類(ゴム製品)は消耗品のため、破損したらすかさず交換しましょう。ただし、年式の古い車種は純正パーツが廃盤・生産終了になっていたり、社外メーカーから互換品が販売されていない場合もあるので、心当たりのある方は事前に部品の入手方法あるいは対策方法を見つけておくことをおすすめします。
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原因その4:ブローバイガスの発生
ブローバイガスとは
ブローバイガスはシリンダーとピストンの隙間を通ってクランクケースへ漏れた未燃焼ガスです。本来、シリンダーとピストンの機密性を保つ工夫が為されていて、未燃焼ガスがクランクシャフトへできるだけ侵入しないようになっています。
しかし、走行距離増加によるクリアランスの拡大やエンジンオイルメンテナンス不足などの理由でクランクケースへ漏れ出します。
ブローバイガスはPCVバルブを経由して吸気に再利用されますが、炭化水素(HC)を含んでいるため、ブローバイガスが流れるスロットルバルブやスロットルボディにはカーボンが付着・堆積し、それが汚れとなってハンチングの原因になります。
カーボンの汚れ落としとマメなエンジンオイルメンテナンス
カーボンの汚れは先ほど紹介したようにスロットルバルブクリーナーで洗浄すれば良いでしょう。加えて、エンジンオイルの定期的な交換も燃焼室の機密性維持に重要です。