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海外の仕入れ先候補会社の初訪問は「ゴミ箱」を見て手に取って触ることが重要!

ゴールドライフオンライン

中小企業で 「カイゼン」! ※本記事は、加古眞氏の書籍『エンドレス改善』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。

第2章 改善活動は、まずベース固めをすることが重要

事例(3) 「ゴミ箱」を見れば、実体が見えてくる!

特に、海外の仕入れ先候補の会社に初めて訪問する時に、よくやっていたのが「ゴミ箱」の中を見る、手に取って触る。

会社、工場によっていろんなパターンがある。

① いわゆる「ゴミ、塵」類

② 部品、製品の不良品

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③ 部品に付いていた保護紙、粘着パッキンの糊部分を保護する紙

④ 部品の入っていたビニール袋、部品同士のこすれ防止用の仕切り紙(新聞紙など)

⑤ 工場内の書類、伝票で不要となったもの

この他に、時々見かけるのが「落下品」。落下品=使わない、不良品扱い……というのは、その会社の管理レベルが想定できる。ゴミ箱の横で、現地関係者とゴミの処理に関する会話をすれば、一見整っているようで、何かが見えにくくなっているという実態がわかってくる。

事例(4) 「手直し品置場」を見て、現場管理の実力を考える

各工程で発生した手直し作業を必要とするモノが、発生した工程の近くに置いてあるのか、手直し場に集結してあるのかによって普段の現場管理のやり方を聴くキッカケになる。

モノによっては、その場ですぐに手直しして、発生工程の作業員にフィードバックをかける方法もあるし、専門技能がないと直せない程度かもしれない。こんなところを現場責任者、工場責任者に聴きながら辿(たど)っていくと、いろいろな実態が見えてくる。

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