『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 3』開幕 オフィシャル写真&囲み取材レポートが到着

「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice 3」が3月15日(金)に東京・THEATER MILANO-Zaにて開幕し、オフィシャル写真と囲み取材レポートが到着した。

取材には、鈴木拡樹、和田雅成、本広克行、元吉庸泰が登壇した。

囲み取材レポート

【本作の見どころ】

鈴木:シリーズ通してそうなのかなと思うんですけど、“人の苦悩”というものを描いている作品で、僕が演じる九泉晴人ももちろんそうですけれども、それぞれのキャラクターが苦悩を感じている作品となっています。また「人間とは何なのか」というものを追求するような作品のシリーズでやってきましたので、もし自分に置き換えて考えてくださる方がいらっしゃったら、改めて「人間とは一体どういうものなんだろう」「自由とは」ということを考えられるような深い作品になっていると思います。

和田:シリーズ最終章ということで、僕は初めて(参加)なんですけど、今作らしい(公安局刑事課)三係がしっかりできあがったんじゃないかなと。執行官の皆さんも心から愛せるメンバーが揃ったので、そこは魅力的なのではないかと思います。

元吉:演出的にはこの世界観の中で映像・照明・音響といろいろな仕掛けがありますが、一番の見どころは俳優たちが芝居を一生懸命やっているというところだと思います。この世界の中でどうやって生きるかというところを突き詰めてずっと良い稽古をしてきたので、そこをぜひ注目していただければと思っております。

本広:アニメ版から考えるとかなり長い年月は経っております。(「PSYCHO-PASS」が)メディアミックス作品なので漫画や小説などいろんなものが動いていて、これは舞台版の完成形、最終章となっています。元吉さんの演出にぴったりだなと思っていて、かなり面白くなっていますよ。

【悩んだ点・苦労した点】

鈴木:いつも舞台を作るにあたっていろんなことを気にしなければいけないですし、そういう苦労はもちろんこの作品にもありました。ただ、やっぱりキャストが良かったのかなと思うので、苦悩しているというよりも楽しく作れたというのが1番でした。

和田:(鈴木)拡樹くんは第一弾も出ていて、第二弾もご本人は出演してないですが“出演している”イメージだったので、そこに追いつかなきゃいけないというところがありました。正直自分の中でいろいろ葛藤している部分やまだ追いついてないなという部分はあるので、劇場とお客さまと一緒になって追いついていきたいと思います。

元吉: 2人もおっしゃってくれたように、苦労というよりも楽しさの方が勝るような稽古やクリエーションでした。僕はアニメ版のファンで、(舞台)第一弾は客席にいたお客さんだったので、第三弾にどうエッセンスを入れて、どういう風にこの演劇作品を立ち上げるかという心構えの部分ですごく苦労したのがありました。初めて本広さんと打ち合わせをした時は、ただ緊張して。でもすごくお優しく導いてくださったので、良い形になっているんじゃないかなと思います。

本広:「PSYCO-PASS」って理解をするのも難しくて、虚淵(玄)さんもそうだったし、深見(真)さんの本も、本当に深すぎて何回も悩むんですよね。本当に悩みましたけど、結局最初の深見さんが書いたものに戻りましたね。

【お客さまへメッセージ】

鈴木:「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」シリーズのファイナルになります。第三弾から見た方もぜひ遡って見ていただきたいですし、今まで5年間応援してくださった皆さまにとっては完結を届けますので、すっきりとした気持ちで最後まで見届けていただけたら嬉しく思います。

和田:僕は今作からの参加ですが、今作からでもしっかり楽しめるように皆さんが作ってくださったので、そこは心配せず見に来ていただきたいなと思います。

元吉:この世界、この時代というものを体感していただければと思います。

本広:「PSYCHO-PASS」の難解さを楽しんでもらうと、もっと文化度が上がって自分自身も磨かれていくと思います。アクションと難しいセリフのバランスがすごくかっこいいです。初めて見る方も楽しめる内容になっておりますので、ぜひ見ていただければと思います。

『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』は、公安局刑事課三係を舞台にしたオリジナルキャラクターたちによるオリジナルスピンオフストーリーで、2019年に第一弾、2020年に第二弾を上演。第三弾の本作は、シリーズ最終章として第一弾の続き、九泉晴人のその後を描いた物語となる。総合演出を、本広克行、演出を元吉庸泰、脚本を深見真が務める。

公演は3月15日(金)~24日(日)に東京・THEATER MILANO-Za、3月28日(木)~31日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

(C)舞台「サイコパス3」製作委員会

公演情報

タイトル

『舞台PSYCHO-PASSサイコパスVirtueandVice3』

公演日程

3月15日(金)~24日(日)
東京・THEATERMILANO-Za

3月28日(木)~31日(日)
大阪・森ノ宮ピロティホール

出演

九泉晴人:鈴木拡樹、海堂自我:和田雅成

林崎仁哉:多和田任益(梅棒)、鹿取尊:田村心、水落涼介:菊池修司ほか

嘉納火炉:和田琢磨(映像出演)

原作

サイコパス製作委員会

スタッフ

総合演出:本広克行
脚本:深見真
音楽:菅野祐悟
演出:元吉庸泰、演出補:荒井遼、脚本協力:私オム
アクション監督:奥住英明(T.P.O.office)、美術:石原敬(BLANkR&DINC.)
照明:吉川ひろ子(クリエイティブ・アート・スィンク)、音響:今村太志(サウンドクラフトライブデザイン社)、映像:横山翼
衣裳:桃木春香、ヘアメイク:河村陽子、舞台監督:大友圭一郎
宣伝美術:石塚丈仁(Rotterdamʻsdoing.)、宣伝写真:本多大介(エーケーエー)
DOMINATOR協力:株式会社Cerevo
プロデューサー:千葉悦子(roomNB)、深澤耕輔(FAB)

制作

roomNB、FAB

主催

舞台「サイコパス3」製作委員会

公式HP

https://psycho-pass-stage.com

公式Twitter

@PSYCHOPASSstage