青色灯の意味と役割

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青色灯は、自主防犯活動用自動車に設置される回転灯のことです。自主防犯活動用自動車とは、いわゆる防犯パトロールカー(青パト)のことで、警察ではなく地域の人が、ボランティアで行っている防犯活動に使用されます。

ボランティアとはいっても、誰でも自由に青色灯を設置していいという訳ではなく、各都道府県や警察に届け出を行い、証明書の交付を受ける必要があります。

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示によれば、自主防犯活動用自動車に備えることができる青色防犯灯の条件は以下となっています。

  • 青色防犯灯の灯光の色は、青色であること
  • 青色防犯灯は点滅式(光源が点滅するものを除く。)であること
  • 青色防犯灯の直射光又は反射光は、当該青色防犯灯を備える自動車及び他の自動車の運転操作を妨げるものでないこと

なお、青色灯の違法設置に関しては、赤色灯ほど取り締まりが厳しく無く、ハーレ―などが許可を得ずに設置して、公道を堂々と走っている場合があります。

しかし、取り締まりが厳しくないとは言っても、見逃されているだけで、違法であることに変わりありませんので、注意しましょう。

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黄色灯の意味と役割

NEXCO東日本管内を担当するパトロールカー
出典:wikipedia.org Author:Ypy31 パブリック・ドメイン

黄色灯は、道路維持作業用自動車に設置される回転灯のことです。

道路維持作業用自動車とは、高速道路の道路管理パトロールカーや除雪車、清掃車といった、道路の状態を保全する用途に使用される車両を指し、主に国土交通省やNEXCOが保有しています。

道路交通法施行令によれば、「道路維持作業用自動車は、道路の維持、修繕等のための作業に従事するときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる黄色の灯火をつけなければならない。」と定められています。

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