オルタネーターの点検の必要性は?点検方法は?

点検する必要はある?

日常生活でのクルマの使用であれば、オーナー自らの手でオルタネーターの点検をする必要はありません。ディーラーへの定期点検、車検をきちんとしていれば大丈夫です。

ただし、これは目安として2000年以降に生産されたクルマでのこと。それ以前に生産されたクルマは、オルタネーターの寿命が短いため、次項で解説するオルターネーター・チェッカーなどで定期的にオーナー自身で点検すると異常の早期発見につながります。

オルタネーターの点検方法

自分自身でオルタネーターを点検するには「オルターネーター・チェッカー」を使用します。もちろん、ディーラーや自動車整備工場でオルタネーターだけのチェックをしてもらうことができます。

【参考動画】サーキットテスターを使用したオルタネーター発電状態の点検

(広告の後にも続きます)

【整備士から一言】バッテリー上がり時にも要注意

オルタネーターはベルトによってエンジンとつながっており、エンジンの動力を得て発電します。発電された電気は、ヘッドライトを始めさまざまな電子機器へ供給されます。

バッテリーへの充電を行っているのもオルタネーターです。そのため、オルタネーターが故障し発電しなくなればバッテリーはすぐに上がってしまうでしょう。

一般的な故障の原因は劣化であり、10万km程度が寿命であるといわれています。バッテリーが比較的新しいのにもか関わらずバッテリー上がりを起こしてしまった場合、オルタネーターを疑ってみた方がいいかもしれません。

オルタネーター故障の際は、修理ではなく交換が必要になります。

オルタネーターの日常点検は不要ですが、12ヶ月法定点検や車検のタイミングで状態を確認してもらいましょう。

トラブルがない場合でも、バッテリー交換をしたばかりなのにバッテリーが上がってしまう際は、オルタネーターが劣化している場合があります。必ず点検してもらってください。

また、バッテリー上がりから復旧した車は、必ずバッテリーとオルタネーターの状態を確認してもらいましょう。

車のバッテリー上がりの対処法は?症状&応急処置とつなぎ方