ノリーズから発売中のワーム・フリップギルは、外観がとても個性的。
ワイドかつフラットなデザインになっているので、細くてフニャリとしている他のワームとは、一線を画しています。
そんな人気ワーム・フリップギルの使い方について、詳しくご紹介しましょう。
フリップギルとは
フリップギルとは、ノリーズからリリースされている、バス釣り用ワームのことです。
サイズ設定は、3種類用意されています。
小さいほうから3.6inch・92mm、4.5inch・112mm、5inch・125mmです。
実際にパッケージから出してみると、どれもかなり面積が広くて、まるで団扇や魚のヒラメを連想してしまいます。
幅がワイドで全体的にフラットな形状ですから、立てればブルーギルの外観そっくりです。
最後尾には、張りのあるショートカーリーテールが2つ並んでいて、水中で水をつかもうとします。
ただし、ノーシンカーリグ状態で沈めても、カーリーテール独特のピロピロとした動きにはシフトしません。
ある程度の重みをワームに与えて、しっかり引っ張ったときにのみ、アクションを開始するといった感じです。
その効果により、なんとフリップギルは、着水と同時に旋回=スパイラルにフォールします。
くるくると大きく旋回しながら水中を泳ぎ、最終的に着底するのです。
この動き、まさにスポーニング中のブルーギルに似ています。
ブルーギルは、産卵床の真上でくるくると回ります。
産んだ卵に新鮮な水を送り込んでいるのかもしれません。
この動きをしているときのブルーギルは、まさに無防備そのもの。
バスは、容赦なくバイトを繰り返して、捕食してしまいます。
フリップギルの頭部からネイルシンカーを刺して、オフセットフックを装着しフォールさせると、旋回を繰り返してくれます。
オフセットフックの代わりに、ボディの真ん中辺りにマスバリを装着してキャストすれば、まるで凧あげの凧を操作しているような状態になります。
ゆっくり沈めてから、ロッドを立ててシェイクすると、それに合わせて横にスライドスイミングするのです。
表層を沈まずに横移動する、ブルーギルに似たフォルムの生き物が居れば、バスは迷いなく食い付いてくるでしょう。
例えば、浮き桟橋の下。
他のワームでは攻めあぐねてしまうポイントですが、フリップギルによる横移動アプローチなら、浮き桟橋の奥へ泳いで到達できます。
これを応用して、浮いているボートの下にも潜り込めますし、浮きゴミの下もゆっくりトレースできます。
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スピナーベイトのトレーラーとして使えるフリップギル!
フリップギルの使い方として、スピナーベイトのトレーラーに装着するのも有効です。
その場合、ブレードの回転に干渉しないように、フリップギルを横に寝かせた向きで、フック軸を刺し入れて固定してください。
ということは、キャストしてリトリーブすると、一定のレンジをトレースしやすくなります。
急にキルを入れても、すぐに沈み出すことはなく、ふわりとした浮遊感を伴なったスピナーベイトに早変わりするのです。
コロラドブレードとの相性がよく、ノリーズからリリースされているスピナーベイトの中から、コロラドタイプのものを選んで、フィールドで実釣してみました。
キャストの際の空気抵抗は、あまり感じませんから、飛距離はイメージ通り伸びてくれます。
着水したら、しっかりその場でフォール。
着底からリトリーブを開始し、スローに引っ張ることで独特な揺れが発生しているのが伝わってきます。
ただ巻きリトリーブでよく釣れますし、カバーや地形変化に接触したタイミングでも、バイトが発生しやすいです。
ブレードの回転はできるだけ止めないようにして、さまざまなエリアをトレースしていきましょう。
ノリーズ(Nories) ウインドレンジ デカコロ 1/2oz 770 スパークルゴールドチャート(G/G)