細長くて素早く泳ぐダツは、ルアーのキャスティングゲームをショアから楽しんでいると、不意に釣れたりします。

ギザギザの歯はとても危険で、フィッシュグリップ無しでは保持しづらいでしょう。

そんなダツの特徴や習性・釣り方・食べ方について、深掘りしてみます。

ダツとは

ダツとは、ダツ目ダツ科に属している海水魚のことです。

ダツの体型は、全体的に細長くて、楕円の断面になっています。

口は、鳥のくちばしのように長く尖っていて、多くのギザギザの歯が並んでいます。

体色は、背中側は青黒くて、お腹側は銀白色です。

ダツの体長は、70cmから1m程度にまで長くなります。

ダイビングを楽しんでいる人が、キラリと光るものを身に着けていると、それ目掛けてダツが突っ込んでくることがあります。

口の先端が尖っているので、そのままダツが人に突き刺さってしまう事故に至ります。

もし、ダツが刺さってしまったら、すぐに抜こうとしないでください。

刺さったままの状態でダツを〆て、医療機関へ向かうのがいいでしょう。

ダツを海で抜くと、大量出血になる危険性があります。

出血を抑えた状態で、医者に診てもらうようにしましょう。

ダツの生息地は、沖縄周辺や小笠原諸島以外の日本各地に分布しています。

浅くて暖かい海域を好む習性があり、群れを成して泳いでいます。

沿岸部の表層付近で、小魚や甲殻類などを捕食対象にしています。

ダツの泳ぐスピードは、なんと時速60km。

磯上物釣りでグレを狙っていると、オキアミにダツが食い付いてくることがあります。

年間を通して釣れる魚で、光るものに向かって突進していく習性を持っています。

夜釣りでライトをつけたままの状態でも突進してきますから、海面を照らして覗き込む行為はしないように心がけてください。

ダツがライトに向かって、飛び出してくることがあります。

その勢いのまま、人に突き刺さってしまった事故例が報告されているので、じゅうぶん注意しましょう。

出典:魚図鑑

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ダツの釣り方をチェック!

ダツの釣り方は、磯上物釣り仕掛けによるエサ釣りや、イワシなどの活エサを用いた泳がせ釣りが効果的です。

もっとカンタンに釣ろうと思えば、シーバスゲーム用のスピニングタックルを用意して、ミノーをキャストしてただ巻きリトリーブするのがいいかもしれません。

メタルジグや鉄板系バイブレーションルアーのロングキャストでも、ひんぱんにアタックしてくるので、手返しよくキャストを重ねてみましょう。

ダツの口周りは、硬めですから、バイトを感じたら強めのフッキングが必要になります。