水面直下を丁寧に探ると、大型のシーバスが猛然と襲い掛かってくることがあります。
水面こそが、ベイトフィッシュを追い込む壁の役割を担っているからでしょう。
その場所で絶妙な弱々しさや、逃走を図ろうとする動きを引き出せるのが、メガバスのカゲロウ124Fです。
その特徴や使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。
カゲロウ124Fってどんなルアーなの?
カゲロウ124Fとは、メガバスから発売中の、シーバスゲーム用フローティングミノーのことです。
パーツとしてのリップは搭載されておらず、往年のダータープラグのように、ボディのアゴ部分が、下も上も若干突き出しているカタチをしています。
こうすることで、正面からの水流を受け止めやすく、側面や後方に受け流しやすい特徴を持っています。
その受け流す際に、リトリーブスピードをゆっくりにすれば、ナチュラルなロールアクションを発生。
リトリーブスピードを素早くすれば、ダート+スライドを伴なったロールアクションにシフトします。
カゲロウ124Fが素晴らしいのは、このどちらのアクションでも、シーバスを呼び込んでバイトに持ち込めるというところ。
実際にフィールドに出て、その実力を試してみました。
設定サイズは、カゲロウシリーズの中で豊富に用意されています。
カゲロウ124Fは、全長124mmで、ウエイトは22g。
フックには、4番サイズのトレブルフックが、3つ連なっています。
(広告の後にも続きます)
河口域におけるカゲロウ124Fの実釣インプレ!
カゲロウ124Fの実釣インプレをご紹介します。
まず、足を運んだのは、広大な河口域。
干潟が隣接しているので、超シャローエリアといっていいでしょう。
カゲロウ124Fの潜行深度は、最大で水深20cm程度ですから、ギリ根掛かりしないぐらいでしょうか。
満潮から下げが始まる潮のタイミングで、キャストを開始。
船道がところどころに走っているので、ブレイクラインや牡蠣殻が付いている場所も絞りやすいです。
チヌやキビレが後追いしてくるのが見えますが、ただ巻きリトリーブを止めることきしませんでした。
最初は、やや速めのリトリーブスピードを実施。
最後尾のフックを甘噛みするような、ミスバイトが連続しました。
そこで、リトリーブスピードをスローにシフト。
カゲロウ124Fの背中が水面から消えるぐらいのスピードを維持していると・・・。
一瞬でカゲロウ124Fが持ち去られ、ラインテンションがMAXになりました。
ロッドを立ててそのテンションを維持し、足元まで引き寄せてランディングに成功。
70cmを少し下回るシーバスで、引きの強さはますまず。
それからはスローリトリーブを徹底しながら、集中力を切らさないように努めて、合計8本のシーバスを釣り上げました。
ただし、カゲロウ124Fが丸飲みされるようなバイトは、1回だけ。
もしかすると、もっと的を得た誘い方や、リトリーブスピードがあるのかもしれません。