旅のご予定はいつぐらい前から検討されますか? 2024年3月からJALは、国内線・国際線のご予約開始を、搭乗360日前の午前0時に変更します。これは世界トップレベルの早さ。来年の今ごろの予約が取れてしまうわけです。そんな早くに予定を立てる方はあまり多くないかもしれませんが、早めのご予約は、実はいいことずくめ。JALならではの“1年後旅”を計画してみませんか。

iStock/hocus-focus

「フライトのご予約時期は、観光とビジネスで傾向が違いますが、従来、国内ではご出張なら1カ月前、観光だと1~3カ月前。海外の場合だと出張、観光ともに半年前とされてきました。例えばご旅行から戻られた際、旅の楽しさがまだ続くなか、『次の休みはどこに行こうか』と検討されている方が多いご様子です」

こう語るのが、ジャルパックで国内外旅行の企画をする宮原亜希子です。120カ国以上に及ぶ海外旅行の添乗経験を持つ旅のスペシャリストですが、コロナ禍を経て旅行動向が変化するなか、旅の計画は前倒し傾向になっているといいます。

インバウンド増加などの理由から、直前の旅行は予約が取りにくい傾向に

「国内につきましては、リモート会議の普及などの要因から出張利用が減少傾向ですが、観光のご利用は増えています。そして今までよりも早めのご予約が増えています。1~3カ月前のご予約が多かったのが2~4カ月前になった印象です。国内外ともに旅費が高騰傾向ですから、旅行機会が少なくなっているなか、お客さまは早めに吟味されているご様子です」

加えて国内旅行も、ハイクラスの価格帯の旅行が以前より早く予約で埋まってしまうケースが散見されるといいます。

iStock/bennymarty

「インバウンドのお客さまのご利用が戻っており、2024年は過去最高の訪日観光客数を記録しそうです。そんな状況ですから、都市部を中心にホテルが取りにくくなっています。直近のご予約では飛行機もホテルも料金が高くなりますし、のんびりしていると取り逃してしまうということもあります」

(広告の後にも続きます)

世界最速級。360日前からの“1年後旅”は、メリットだらけです

国内外の旅行動向が変化するなか、このたびJALがご提供したのが、フライトの360日前からのご予約サービス。これは、世界でもトップクラスの早さです。

「これまで、早めのご予約をいただくケースは旅慣れたご高齢の方を中心としたリピート需要や、お休みが暦通りの方のほか、あらかじめ予定を組むハネムーンなどでした。しかし国内外ともに早い時期からご予約される方が増えた今、さらにお早めのご予約は大きなメリットがあるように思えます」

まず一番は飛行機もホテルも希望のものを選び放題だということがあげられます。さらに、さまざまな利点があるのです。

「飛行機もホテルも、もっともレートのいい早期割引料金が適用になるケースが多く、そうなれば同じご旅行でも早く予約するだけで、おトクになります。また行き先が決まれば、その場所でしか食べられない星付きのレストランなど、予約困難店も押さえやすくなるのです。そして、日々の生活にもメリハリが生まれます。『ここまでに何をしなくちゃ』『頑張ろう』とモチベーションアップにもなるのではないでしょうか」

豊富な添乗経験から、宮原は「急に思い立っていくと、ハードスケジュールになってもったいないケースが多い」と語ります。その点、約1年後の旅、すなわち“1年後旅”であれば、まずは日程とホテルだけを押さえて、中身をじっくりと吟味することができそうです。