キャンプにおいて最も楽しみな時間といえば食事であろう。大自然のもとで、家族や友だちと一緒にワイワイと、またはソロキャンプでこだわりながら作られた料理は格別だ。さらに近年では「キャンプ飯」という言葉が生まれ、さまざまなレシピ本が出版されていることからも、アウトドアにおける食の多様性は高まっている。

しかしそんな食への関心とは裏腹に調理しやすい環境が整っていないところも多い。そんなときに役に立つのが調理用のキャンプギア。アウトドアの料理をより快適に、より美味しくする多種多様なアイテムが次々と生み出されてきている。今回は、先日行われたスノーピーク2024年新商品展示会「New Products Show 2024」からキャンプ場で快適に調理を楽しむための最新のキャンプギアを紹介する。

コンパクトに自分好みの台所が作れる セパレートIGTフレーム


セパレートIGTフレーム

キャンプ料理を作る際に「キッチンがほしい」と思ったキャンパーは多いはず。スノーピークではそんな声に応える商品として「アイアングリルテーブル(IGT)」を販売してきた。同製品は別売りの脚、調理のための燃料器具、作業用の天板類などユニットを使って、自分好みのキッチンやリビングをフィールドで実現できる品物だ。そして同製品の進化版として誕生したのが「セパレートIGTフレーム」である。

本製品の特長はなんといってもセパレートになる点だ。以前までのアイアングリルテーブルでは不可能だった、長辺と短辺の分解・結合が工具やパーツを使うことなく容易に可能である。そのため収納サイズが圧倒的にコンパクトになった。また短辺をそのままにして、長辺部分である「セパレートIGTレール」(別売)を付け替えると、今まで以上に自分好みにキッチンやリビングをカスタマイズすることが可能だ。

さらに今年の新製品の中にはIGTフレームにセットし、テーブル下の空間を有効活用できるラック「IGTハンギングラック 浅型」も登場。調理器具や食材などを手に届く範囲に置け、キャンプ場をより快適なキッチンへと変えてくれる。

セパレートIGTフレーム

2ユニット

価格:¥23,100(税込)

3ユニット

価格:¥25,300(税込)

4ユニット

価格:¥27,500(税込)

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ご飯も、蒸し料理もこれ1台 ワッパークッカー


ワッパークッカー

キャンプでの定番料理といえばバーベキューとカレー。私自身もキャンプ場に行くと、大概このメニューになるのだが「たまには違うものもたべてみたいな」とそんなことを思うこともある。

そこで紹介するのが「ワッパークッカー」である。一見するとご飯を炊くための「飯ごう」のように見える。もちろん本製品では最大4合のお米を炊くことが可能ではあるが、このワッパーの真髄はなんといっても蒸し調理ができる点だ。本製品はポット、リッド(蓋)、ナカゴ(皿)の3つからなる。このナカゴの側面には穴が開いており、本体に水を入れてナカゴをセットするとシューマイや肉まんなどの調理も可能だ。

さらに同製品はガスカートリッジ、カトラリーもまとめて収納が可能で、携行できる。実用性、収納性に長けたクッカーだ。

ワッパークッカー

価格:¥16,500(税込)