2024年4/25~5/15開催 春の陽気に誘われて色とりどりなつつじでお花見はいかが?




春のお花見といえば、定番の桜に梅や菜の花、最近ではミモザも人気ですよね。

でも、ゴールデンウィークにかけて見頃を迎える花と言えば“つつじ”。

春のお花見の締めくくりに、辺り一面色とりどりのつつじに覆われる美しい「冨士山(とみすやま)公園」のつつじまつりにお出かけしてみませんか?

「冨士山公園」は大洲盆地の中央に位置し、その姿が富士山(ふじさん)に似ていることから「冨士山(とみすやま)」と呼ばれています。

頂上に登れば大洲盆地と市内を蛇行する肱川が一望できる絶景スポット。

大洲藩主であった加藤家から山頂一帯130haが大洲市に寄贈され、昭和34年に都市公園に指定以来、市民の憩いの場所として整備されています。

昭和42年から植栽を始めたつつじは、6万3千本余りになり、通称はちまき道路(周遊ドライブウェイ)から上は、ほとんどつつじが植えられているんですよ!

つつじが満開になると、山頂付近はピンク色に染まり、ちょうどピンク色の帽子を被っているみたいに♪

現在では、日本でも有数のつつじ園となり、四国内外から多くの見物客が訪れる「冨士山公園」。

未体験の人は、ぜひ訪れてみてくださいね!

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つつじまつりだけじゃない、大洲の魅力を堪能する

肱川が大きく湾曲した中流域あたりの肱南地区は、旧城下町。

戦災を免れたことから、加藤氏六万石の時代より築き上げてきた城下町特有の町割と武家屋敷、町屋などの文化的遺構が多く残っています。

明治から昭和初期にかけては、木蝋や製糸・舟運で栄え、現在でも行政機関などが集まる大洲の中核地区です。

散策おすすめスポットは「盤泉荘(ばんせんそう)」(旧松井家住宅)。

フィリピンで事業拡大を行い大きな富を成した松井國五郎氏によって、大正15年に建設された、高台の急斜面にせり出すように建つ木造3階の別荘。

良質な南洋材がふんだんに使用され、近代和風の貴重な別荘建築として評価されています。

窓からは、柚木の町が一望できます。

臥龍院・不老庵・知止庵の三建築は、それぞれ数寄をこらした逸品揃いです。

山々と肱川・如法寺河原の自然をとりいれた借景庭園は、自然と人工の典雅な調和をみせ、四季折々に違った顔を見せてくれます。

「臥龍山荘」は、2016年に国の重要文化財に指定され、2021年には、庭園が国の名勝に指定されました。

大洲の経済的繁栄や当時の文化水準の高さは、こういった歴史遺産でもうかがい知ることができますね。

その他にも、大洲城や盤泉荘などの歴史遺産、古民家を改装した雑貨屋やカフェなどを巡ってレトロな町並みと美しい春の花々を堪能してみませんか?

■ 冨士山公園のつつじまつり

開催日/2024年4月25日(木)~5月15日(水)

開催時間/見学自由

開催場所/冨士山公園(とみすやまこうえん)

住所/愛媛県大洲市柚木

お問い合わせ/0893-24-2664【大洲市観光協会】


【冨士山公園のつつじまつり 愛媛/大洲市】 山頂一帯に6万3千本のツツジが彩る

reported by イマナニ編集部 さきち

記事公開日:2024/03/27