多機能が嬉しい!充電式ランタン

さて、収納以外で小南さんが「便利!」と教えてくれたアイテムは2つ。そのうちの一つは、薄暗いマズメ時や夜釣りに欠かせないライト類だ。とくに今回は、多機能でいろいろと活用できそうな「充電式ランタン」を紹介してくれた。

「一般的に、釣りといえばヘッドライトを使用するかと思いますが、場合によっては『ヘッドライトが邪魔』とか『海面を照らしたくない』といったシチュエーションもあるかと思います。ですが、暗闇で仕掛を換えたりといった作業は難しいので、そんなことも考えてランタンを活用するケースは多いですね」。
小南さんによると、仕掛交換のときさえ手元が見えていればよいことが多く、それ以外は「身軽でいたい」とのことからランタンを活用しているという。


カラビナのようなフックでどこにでもぶら下げられたり、マグネットで車のボディに取り付けることができるのも便利!

しかもこのランタン、フックがカラビナのようになっており、バッグやベルトにぶら下げたりできるうえ、マグネットで車のトランクやボディに取り付けることもできる。また、充電式ということで電池がいらないのはもちろん、非常時の電源供給にも使えるというから驚きだ! スマホの予備バッテリーとして使ったり、生きエサを生かしておくブクブクの電源としても使え、移動時に車内で充電できるところも釣りに向いている。何よりコンパクトでアウトドア感を演出するのにもイイ!
思わず私も、話を聞いたあとに大手オンラインショップで検索してしまった。欲しい~(笑)。

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いざというときに便利!携帯ポリ袋

もう一つ教えてもらったアイテムは、最近巷でも有名な「携帯ポリ袋」。実は私も持っているのだが、昨今の釣り場のゴミ問題や釣りのマナーの問題からも、ぜひ持っておきたいアイテムだ。


100円均一ショップで販売されている、コンパクトでオシャレな携帯ポリ袋

「釣り場でゴミが出たときのために、オシャレにコンパクトに身に着けておけるのはもちろん便利なんですが、大荷物を置いて『ちょっとそこまで』とランガンしてる最中に魚が釣れてしまった際、とくに便利なんです。簡易の魚入れとして役立ちます」と小南さん。確かに、わざわざ魚が釣れるごとにベースキャンプに戻るには面倒だし、かといってリリースするのももったいない。
「ただ、ひとつ難点があるとすれば、比較的袋が薄いので、ヒレが鋭い魚の場合は袋が破れてしまうところですかね…。まぁ、本来の使い方ではないので致し方ないですが(笑)」。


写真のようにケース下部をパカッと開けて、中にロール状のポリ袋をセット。使う際は穴からトイレットペーパーのように引き出し、1枚ずつちぎって使用する。いざというときに便利だ

当アイテムはバイオポリエチレンという素材を使った袋で、こちらも100円均一ショップで気軽に手に入るアイテム。環境に配慮した商品で、焼却にも負担が掛からない素材と厚さのため、引き裂き強度が強くないのは致し方ない。とはいえ、「出したゴミは残さない」のを心掛けたいアングラーにとっては、コンパクトで携帯しやすいゴミ袋は何かと重宝すること間違いナシ!


替えの袋も販売されており、サイズも22cm×33cm、28cm×39.5cm、28cm×53cmとさまざま。用途によって選べるのも嬉しい

といったわけで「仕掛屋さん的、便利グッズ」はココまで。釣りに詳しいエキスパートなら「な~んだ」な知識、かもしれないが、釣りを快適に、スムーズに楽しむための知識としてお役に立てれば幸いだ。
仕掛のスペシャリストとして日々開発に携わるなかで、きっとアングラーのタメになるアイデアがいろいろとあるはず! そんな目から鱗なプチ知識を発掘し、引き続きお届けしていこう。