クルマの窓カチカチ! フロントガラスの「凍結」できるだけ早くとかす方法は? 誰でもできる裏ワザも!

寒い冬の朝は、クルマのフロントガラスが凍結していることがあります。できるだけ早くとかすには、どういった方法があるのでしょうか。

凍ったフロントガラスの氷をとかすには?

 寒い時期は、クルマのフロントガラスが凍結することがあります。どのように対処したら良いのでしょうか。

 フロントガラスの凍結は、車内と車外の寒暖差により霜が付着し、その霜が冷え込みの厳しい夜から明け方に凍ることで発生します。朝の出勤時に、フロントガラスが凍結していて慌てたという人も多いでしょう。

 では、凍ったフロントガラスをできるだけ早くとかすにはどうしたら良いのでしょうか。

 JAF(日本自動車連盟)は過去に、フロントガラス凍結時の解氷方法を検証しました。

 試した条件は四つ。まず、ヘラのような「スクレーパー」という道具でフロントガラスの氷をガリガリと落としていく方法は、手軽といえますが、JAFのテストではスクレーパーのみでは氷が取り切れませんでした。

 事前にフロントガラスに撥水剤をかけていた場合は、凍結をきれいに取り切れることが確認できます。

 解氷剤を用いる場合は、噴きかけて1分ほどで凍結が解消するという結果が出ています。カーショップなどでスプレータイプの製品などが販売されており、手軽に凍結を解消したい場合は常備しておくのも良いでしょう。

 最後に、クルマのエンジンをかけてデフロスター機能を使う方法は、10分ほど時間を要するものの、ほぼ視界が確保できる状態になりました。

 なお、デフロスター機能は時間がかかるため、解氷剤やスクレーパーなども用いて凍結を除去することが推奨されています。このように、状況に応じて様々な方法を駆使するのが良いといえます。

 また、栃木県の烏山自動車学校は、「ビニール袋にぬるま湯を入れて凍ったガラスの霜を取る」という裏ワザを過去にSNSで紹介しました。実際に試した動画では、霜がきれいにとけていく様子が確認できます。

 なお、熱湯だとガラスが割れてしまう可能性があるため、水温は40度前後が推奨されています。