秋風が心地よい季節を迎え、まもなく冬の寒い時期が訪れようとしています。今年は特に夏の時期が長かった分、冬が待ち遠しいという方も多いのではないでしょうか。

個人的には、冬というとクリスマスや大晦日、成人の日や節分などイベントが多い印象があります。家でワイワイという方もいれば、家族や友人などと出かけるという方もいらっしゃると思います。ドライブについては、夏には夏ならではの楽しさや楽しみ方がありますが、冬には冬だけしか味わえない冬ならではの楽しみ方があります。季節によって行き先を決められるのもドライブの持つ魅力の1つでもあります。

特に、ぜひドライブ先でいただいてほしい各地のご当地グルメに関しては、冬にいただくのが断然おすすめなものもたくさんあります。だいたいのグルメは通年でいただくことができますが、冬の寒い時期だからこそ、おいしさが際立つグルメもあるのです。

今回は、これから迎える冬の時期にこそ食べていただきたいご当地グルメについて、いくつか紹介していきます。まずは、東日本地域のおすすめご当地グルメの紹介です。

【北海道】ジンギスカン

日本の最北端である北海道は、広大な大地や独特な気候と文化などにより、グルメも魅力的なものがたくさんあります。旅行や出張で北海道にいかれる方は、みなさん一同に北海道グルメを楽しまれています。

北海道にはご当地ならではのグルメがたくさんあるなかで、おすすめしたいのが「ジンギスカン」です。ジンギスカンはわりと知名度が高いですが、羊の肉を使用した焼肉料理です。「ジンギスカン鍋」という、中央部分が盛り上がっている鍋を使用し調理しますが、鍋料理というよりは鉄板料理の分類に入ります。

ジンギスカンの起源は、かの有名なモンゴル帝国のジンギスカン(チンギスハン)が、遠征先で兵士達に食べさせていたという説があります。が、実際は日本で食べられているジンギスカンとは違いがあり、1900年代の日本軍による旧満州進出の際に中国大陸から伝わったのが起源とされています。

北海道ではジンギスカン以外にも、鍋料理として「石狩鍋」というご当地グルメもあり、さらにカニやラーメンなどの冬にピッタリな料理も名物です。

現在、本州と北海道をつなぐ高速道路は存在しないため、北海道へは飛行機やフェリーで行くのが主流となります。また、北海道南西部の函館市は新幹線がつながっており、東京駅から1本でいけます。北海道はとにかく広大なので、北海道内の移動はレンタカーを借りて、周辺の景色を楽しみながらドライブするのがおすすめです。

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【秋田県】きりたんぽ

東北地方北部の秋田県も、名物の多い地域です。そのなかでも有名なのが「きりたんぽ」ではないでしょうか。きりたんぽは、うるち米を炊いてすりつぶしたものを杉の棒に巻きつけて、それを切り離した、秋田県の郷土料理です。

杉の棒につけた状態でみそなどを塗って食べる「たんぽ餅」もおいしいですが、冬には切り離したきりたんぽを、こちらも秋田県のご当地グルメとなる「比内鶏」などと一緒に鍋でいただく、「きりたんぽ鍋」が断然おすすめです。

きりたんぽ自体もさることながら、比内鶏でとった出汁をベースにしたスープがおいしく、食欲をかきたてられます。きりたんぽ鍋にはきりたんぽや比内鶏以外の食材も使用されますが、いくつかルールがあり、たとえばキノコ類はシメジかマイタケを使用して、シイタケは使用しない決まりになっています。

きりたんぽ鍋は秋田県全域でいただくことができます。秋田県の高速道路事情は、岩手県北上市から秋田自動車道が伸びている他、新潟県新潟市の「新潟中央JCT」を起点とする日本海東北自動車道が、部分開通しております。ぜひ秋田県のドライブとあわせて、きりたんぽを楽しんでみてください。