今年5月、ファーウェイ社から発売された「HUAWEI WATCH Ultimate(ファーウェイ ウォッチ アルティメット)」。ワークアウト、健康管理、スマートアシストといったスマートウォッチに関する各機能を徹底的に追求したスマートウォッチモデルで、高性能なダイブコンピュータ機能が搭載されていると今話題の新商品だ。さらに現在ではエムアイシー21(mic21)限定で、新色「HUAWEI WATCH Ultimate EXPEDITION BLACK」も8月より発売中。そこで今回、HUAWEI WATCH Ultimate EXPEDITION BLACKを使用している、HUAWEI WATCH Ultimateのアンバサダーでもある水中写真家・越智隆治氏(以下、越智氏)にその使用感を詳しく伺ってみた。

越智隆治氏プロフィール


水中写真家。慶応大学文学部人間関係学科卒業。産経新聞写真報 道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。ダイビング経験本数8500本超え、大型海洋ほ乳類や魚類の撮影をテーマに国内外の多くの海で活動。近年では、ディープな海を紹介するスペシャルトリップツアーの活動を行い、沢山の方に海の魅力を伝えている。

越智隆治氏が感じた「HUAWEI WATCH Ultimate EXPEDITION BLACK」のファーストインプレッション

まずはじめにHUAWEI WATCH Ultimateの特筆すべき点と言えば、革新的なテクノロジーと上質なデザインだろう。本体には、ステンレスの4.5倍の強度を持つジルコニウムをベースにしたリキッドメタル、ディスプレイには宝石のサファイアと同等の硬度をもつサファイヤガラス、ベルトには軽量で強度が極めて高く、航空・宇宙用素材にも使用されるチタン合金を採用しているという、まさにプレミアム素材できたスマートウォッチだ。そんなスマートウォッチを越智氏が初めて手にしたときの感想とは。

編集部(以下、――)早速ですが、初めて「HUAWEI WATCH Ultimate EXPEDITION BLACK」を手にしたときの率直な感想から教えていただけますか?

越智氏

最初に感じたのは、スマートウォッチの概念を覆すような、高級感ですね。私は今まで長方形型のカジュアルなスマートウォッチを着けたことはあったのですが、形やデザインがしっくりこなくて、あまり自分に向かないかなと思っていました。しかし、このHUAWEI WATCH Ultimate EXPEDITION BLACKはビジネスシーンにも使えるハイセンスなデザインで存在感があり、「これが本当にスマートウォッチなのか?」と驚きました。また、普段の服装もブラック系が多いので、ライフスタイルの面から見ても自分にはピッタリだと思っています。

――標準装備のチタン合金ベルトと付属のラバーベルトがありますが、その2つを使い分けることで様々なシーンに使えそうですね。

越智氏

そうですね。ダイビングではラバーベルト、ビジネスシーンではチタン合金ベルトというように使い分けているのですが、ベルトを交換する際もワンタッチで付け替えができるので、とても便利です。

チタン合金ベルト

ラバーベルト

――本体の大きさや重さについてはいかがでしょうか?

越智氏

女性にとっては、いわゆる一般的な女性が付ける腕時計のサイズ感よりは少し大きめな感じがしましたが、男性にとってはちょうどいいと思います。重さについては、チタン合金ベルトを本体につけて日常使いしても、ダイブコンピュータとして使っても重さは気になりませんでした。

――大きすぎず、小さすぎずちょうどいいサイズ感といったところでしょうか。

越智氏

はい。あと、私はスキンダイビング(素潜り)での撮影もするので、サイズが大きいものだと水の抵抗を受けて泳ぎにくくなります。その点でも、このくらいのサイズ感は嬉しいですね。

(広告の後にも続きます)

最も気になるダイブコンピュータとしての機能について

HUAWEI WATCH Ultimateには、Bühlmann(ルビ:ビュールマン)による減圧アルゴリズムが採用され、レクリエーショナルダイビング、テクニカルダイビング、フリーダイビングを含む数多くのダイビングモードを搭載。さらに世界で初めて100m(※)のスキューバダイビングモードを提供するスマートウォッチでもあるのだ。水中写真家である越智氏がダイビングで使ってみて評価した点を伺った。

※16構造の防水設計とミクロンレベルの防水フィルターにより、国際的に有名な規格(EN13319)に準拠。

抜群の視認性で撮影に集中

――ダイビングでの使用感についてお伺いしていきたいと思います。ズバリ、越智さんがHUAWEI WATCH Ultimateを使用して最も評価するのはどの点でしょうか。

越智氏

ディスプレイの視認性は間違いないですね。私は水中で撮影をするとき、カメラを持ちながらダイブコンピュータを確認できるように手首の内側に着けます。今まで使っていたダイブコンピュータは、どうしても顔に近づけないと見づらいことがありましたが、この有機ELのディスプレイが搭載されたHUAWEI WATCH Ultimateの視認性は抜群で、周囲が暗くなる場面でもクリアにはっきりと見えました。

鮮やかなデザインの文字盤

――やはり、視認性の高さは撮影をするうえでも重要ですか?

越智氏

はい。撮影中も水深と潜水時間は常に確認しているのですが、今まで、瞬時にダイブコンピュータが見えないこともあったので、「この深度だったらエアはこのくらい持つだろう」というのはなんとなく目処を立てて潜っていました。しかし、このHUAWEI WATCH Ultimateなら視認性が高いので瞬時に水深と深度を把握できるうえに、何かあればブザー音(※)でも警告してくれるので、安全性の観点からも安心して撮影に臨めます。

そして、群れなど追いかけながら撮影するときにも、視界の中にダイブコンピュータの情報がしっかりと入ってくるので、「あと何分撮影できるな」と冷静に時間配分できるので集中力も切らさず撮影ができました。これはカメラマンとしてはとても嬉しいことです。

※オーバースピード上昇、減圧停止、ガスの切り替えなど、20カテゴリ以上のリマインダーを提供し、カスタムリマインダー設定にも対応。ブザー音により、水中での安全確保に役立つアラートを視覚的、触覚的、聴覚的に提供。

ダイビングに役立つツールも見やすく使いやすい

――HUAWEI WATCH Ultimateでダイビングをするときに使用するツールは何かございますか?

越智氏

水中で画面の切り替えやコンパスを表示したいときは、ボタン操作が必要なのですが、たとえ厚手のグローブをはめていていても、ボタンで簡単に操作できるのもいいですね。

左上:ガスの切り替えや平均水深のリセットなどの複雑な操作をサポートする「アシストボタン」
右上:水中でのタイムスタンプを記録「回転式クラウン」
右下:1プッシュでカスタムされた画面 の情報を確認「ファンクションボタン」

――ダイビング器材のゲージにもコンパスはついていたりしますが、ダイブコンピュータのコンパスを活用されているのですね。

越智氏

そうですね、HUAWEI WATCH Ultimateのコンパスの方が水中でも陸上でも見やすいので、こちらを使用しています。船の上でも、潜る前に島の方向を確認したり、クジラを探しているときの目印になるブロー(潮吹き)の方角を確認したりします。あとストップウォッチもクジラが潜降してから浮上する時間の目安を立てるためによく使用しています。

クジラやイルカの撮影にも役立つツールも!

越智氏

私がよく使うツールに、息止めと呼吸を交互に行う息止めトレーニングがあります。これは、息を止めて潜水する距離や時間を競うフリーダイバー向けのトレーニングツールではありますが、スキンダイビングで息を止めて撮影することもある私にとっては、水中での滞在時間を伸ばすための良いトレーニングツールになります。

――水中に滞在する時間を伸ばしたい方には嬉しいですね。

越智氏

そう思います。今までストップウォッチなどを使って画面を見ながらやっていたのですが、このツールでは、スタートボタンを一度押せば、息を止めるタイミングと呼吸するタイミングを日本語の音声ガイドで指示してくれるので、とても便利です。さらにトレーニング中も血中酸素濃度と心拍数を継続的に記録してくれているので、効率的にトレーニングができます。

ディスプレイに呼吸を止める秒数がわかりやすく表示される

アプリとの連携でログデータ蓄積

越智氏

私は普段からログを記録しておくタイプではなかったので、ダイビング後にダイブコンピュータを見ることはほとんどありませんでした。しかし、HUAWEI WATCH Ultimateでは、本体でももちろんダイビングのログを見ることはできますが、連携アプリ(※)にデータを送ると基本的な潜水データと併せて、時間ごとの深度と水温チャート、そしてGPSも搭載されているのでどこでダイビングをしたかがわかる地図など、詳しいデータが蓄積されます。「あのときのダイビングはどんな感じだったかな」と見返す楽しみが増えました。

※「HUAWEI Healthアプリ」

連携アプリに表示されるログ