ジャッカルから発売中のバス釣り用バイブレーションルアーといえば、アウトメタルシステムを搭載した、TNシリーズがよく知られているでしょう。
その中でもコンパクトなTN38に、ラトル音の無いサイレントバージョンが、2023年に加わります。
その特徴や使い方について、詳しくご紹介しましょう。
TN38サイレントとは
TN38サイレントとは、2023年にジャッカルからリリースされる、バス釣り用バイブレーションルアーのことです。
設定サイズは、全長が38mm。
ウエイトは、5.1g。
フックサイズは、12番のトレブルフックが、お腹側と最後尾に標準で装備されています。
TN38の既存モデルには、タングステンボールが内蔵されていて、ラトル干渉音が鳴り響きます。
音は、バスを惹き付ける要素に成り得ますが、タフコンディション下では敬遠するケースも。
水温が下がってショートバイトが増えるようなシチュエーションになってくると、ラトル干渉音はバスに避けられるかもしれません。
そんなとき、同サイズ・同ウエイトで、音のしないサイレントバージョンがあれば、希少なバイトをフッキングに持ち込める可能性が高まるでしょう。
例えば、ボトムにたくさんのバスが集まっている場合。
フィネスなリアクションバイトを狙って、TN38サイレントを投入してみたくなります。
リフト&フォールを仕掛けると、バスに過度なプレッシャーを与えずに、リアクションバイトを誘発することができるでしょう。
TN38サイレントは、ただ巻きリトリーブでもバスを誘うことができます。
アウトメタルシステムを搭載しているので、ただ巻きリトリーブをおこなうと、障害物を上手く回避しながら泳いでくれるでしょう。
地形変化などにアゴ部分から突き出したメタルウエイトが接触、引っ掛からずに上手くかわしてくれるはずです。
TN38は、他のモデルよりも前傾を抑えたスイム姿勢をキープします。
フィネスなリアクションバイトを誘発するための工夫で、ラインとフックが絡んでしまうのも防いでくれるでしょう。
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TN38シリーズの基本的な使い方!
TN38サイレントがあれば、水温が低くなる季節でもバスのバイトを期待できます。
ボトム周辺に数多くのバスが集まり、他のレンジにはほとんど泳いでいなくなる状態に出くわしたとしましょう。
TN38サイレントをキャストして、ボトムまでフォールさせます。
着底したら、ロッドティップを立ててルアーをリフト。
このときに、あまりボトムから離さないほうがバイトを得られます。
鉄板系バイブレーションルアーを操る際の定番テクニックで、イメージでは5cmから8cm程度の高さまで、ボトムから跳ね上げているぐらいがベターです。
30cmもリフトしてしまうと、せっかく接近してきたバスの目線から、ルアーが掻き消えてしまう事態に。
ほんの少しリフトしては、すぐに再フォールさせるようにして、着底を繰り返しましょう。