世界自然遺産 白神山地に面する秋田県能代市では、夏の風物詩である能代七夕「天空の不夜城」が、2023年8月2日・3日に開催されます。期間中は、日本一の高さを誇る大型七夕灯籠2基が街を練り歩き、その様子は迫力満点。さらに、彩りも豊かで圧倒的な美しさに魅了されます。令和4年度からは市内の中学生が運行する灯籠も加わり、若い世代へ文化を受け継がれています。

能代七夕は江戸時代から続く伝統行事ですが、戦後、電線の普及により行事のシンボルである「城郭七夕灯籠」は小型化を余儀なくされました。しかし、電柱の地中化等に伴い平成25年度に伝統の大型灯籠作成プロジェクトが始動し、1世紀の時を超えて能代に絢爛かつ圧巻の大型七夕灯籠が復活。

また、能代市では地域一体となって「天空の不夜城」を全世代で作りあげていく、文化の継承も積極的に行われており、地元の学校の学生やボランティアによる灯籠制作や、市内の中学生が運行する「一中若」「二中若」も加わり、若い世代も活躍するイベントとして地域に定着しています。

この機会に、圧巻の大型七夕灯籠を間近でお楽しみください。

【イベント概要】

名称:能代七夕 天空の不夜城~ 受け継がれる日本一「天にまで届く!城郭七夕灯籠」 ~

日時:8月2日(水)・3日(木)18:30~21:00

場所:秋田県能代市 国道101号(市役所入口交差点~通町交差点)

内容:

高さ日本一の「愛季 -ちかすえ-」(24.1m)と1世紀の時空を超えて復活した「嘉六 -かろく-」(17.6m)、2基の大型七夕灯籠の他、能代若、城郭七夕灯籠が、能代の街を練り歩きます。

七夕燈籠一覧

・大型七夕「愛季 -ちかすえ-」

・大型七夕「嘉六 -かろく-」

・能代若2基

・太鼓台車

公式URL:https://noshirotanabata.com/

組立は7月24日からけやき公園前で始まる予定。組立が完了した際は、運行までの間、展示とともにライトアップもされます。この展示だけでも、嘉六・愛季2基の灯籠のスケールの大きさや美しさを存分に楽しめます。