毎年夏を迎えると接岸してくるのが、フィッシュイーターで鋭い歯を持つ、サゴシです。
荒々しいバイトは、とても魅力的で、メタルジグやルアーを果敢に追いかけてくれます。
ここでは、夏のサゴシの釣り方や、おすすめのルアー&タックルについて、分かりやすくご紹介しましょう。
サゴシって夏はどんな動きをするの?
サゴシとは、スズキ目サバ科の海水魚のことで、サワラの若魚を指します。
体長60cmを超えると、サゴシはサワラと呼ばれるようになります。
毎年6月ぐらいになると、産卵を兼ねて接岸してくる魚で、水温が低いシーズンには深場に落ちる習性があります。
なので、7月から11月ぐらいまでが、ショアからのキャスティングゲームで釣ることが可能です。
サゴシは、かなり貪欲にベイトフィッシュを追いかけ、捕食を繰り返します。
特にイワシの群れを発見すると、ものすごいスピードで群れに突っ込み、パニックになったイワシに次々と襲い掛かります。
襲っている間は、水面が割れてイワシが飛び散り、いわゆるボイル状態に。
防波堤から広く外海をチェックしていると、このボイルを見つけることができますから、そこにルアーを投入すればサゴシが掛かってくるでしょう。
サゴシ襲来によるボイルを、発見しやすい時間帯が判明しています。
それは、早朝のマズメ時。
夕方にボイルが起こることもあり、朝夕どちらの時間帯も釣り場に出向くことをおすすめします。
釣り場は、外海を一望しやすい防波堤がベスト。
足元までしっかり深いので、イワシの群れをどんどん追い込んで接岸してくるサゴシの姿に、上手く遭遇できるかもしれません。
朝夕のマズメ時を逃がしたら、サゴシは釣れないのかというと、そうでもありません。
表層で捕食をおこなっていたサゴシは、日中にはタナを変えます。
ボトム付近から中層にまで落ちることがあり、その周辺を丹念に探れるルアーを用意すれば、バイトに持ち込めるでしょう。
ただし、注意しておかなければならないことが。
一度変えたタナは、たとえルアーを発見したとしても、すぐに別のタナへ移そうとはしない傾向があります。
たぶん同じ層を横方向に、つまり真正面に向かって突き進む泳ぎ方をしているからでしょう。
サゴシには、体内に浮き袋が無いので、タナを変える行為そのものが苦手なのかもしれません。
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サゴシ釣りに効果的なメタルジグをチェック!
サゴシを釣るのに使ってみたい、おすすめのルアーを取り上げてみましょう。
まずは、定番のメタルジグから。
通常の仕様のものより、後部フックに金属製ブレードが付いているもののほうが、バイトの確率がアップするように感じます。
同じ層を横方向にリトリーブするのにも向いてますし、ブレードによるフラッシング効果や水押し効果で、サゴシを効率よく引き付けると考えられます。
表層をリトリーブすることが多いので、あまり重過ぎるメタルジグは要らないでしょう。
40g前後のウエイトがあれば、じゅうぶん飛距離を伸ばしながら広範囲を探れるのではないでしょうか。