輸入車にも「寒冷地仕様」はあるの?販売店に聞いてみた!

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大手輸入車メーカーのホームページやカタログには、国産車と違って北海道地区価格などの記載はなく、全国での販売価格も共通しているように見えます。

輸入車販売店の担当者によると、輸入車の北海道地区価格について、次のように話します。

輸入車の場合は、全国で新車価格が統一されています。

国産車の場合は、北海道地区に限って、寒冷地仕様が採用されているケースがほとんどですので、そのような価格が反映されていると考えられます。

一方で、輸入車のほとんどは世界のどんな環境下であっても、同じレベルで走行できるよう作られているので、北海道だけ仕様が異なるといったことはございません。

また、それらの仕様がないからといって、輸入車が北海道で通用しないということも全くありません。もちろん、国によっては仕様が異なることはありますが、基本的に日本国内では、全て共通の車両を、共通の価格でお求めいただけます」

このように、輸入車の場合は世界のどんな環境下であっても走行できる仕様が標準のため、全国的に統一された販売価格で提供されています。

同担当者によれば、北海道ならではの取り組みとして、新車の輸入車を購入した際のスタッドレスタイヤの割引などを実施している店舗もあると話しています。

国産車に限り、北海道地区の車両価格が若干高く設定されている理由は、北海道の寒さに耐えられるよう、バッテリーなどをはじめとした一部パーツを強化している、寒冷地仕様が備えられているからです。

その一方で、輸入車の場合はそのような仕様がなくとも走行が可能とメーカー側がみなしているため、特別な装備追加は行われておらず、世界共通で同じレベルの走行が保証されているというわけですね。

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