だんだん暖かくなってきましたね。春は季節の移り変わりとともに、私の釣りもオフショアジギングからタイラバへと釣りモノが変化していきます。
ワイドショーなどでは衣替えや、その収納術なんかが話題に挙がってくるシーズン。今回は季節により変わる釣りモノの、「シーズンオフになっていく釣具の衣替え」についてお伝えしたいと思います。

シーズンオフのタックルは状態をしっかりチェック!
そしてメンテナンスを

私は秋ごろから冬場にかけてオフショアジギングをメインに楽しんでいます。ワンシーズンがっつりと使うので、シーズンオフに入るとロッドやリールの状態が気になるところ…。

まずは、シーズン中に無理して何度もブチ曲がってくれた「ロッド」をメンテナンスしていきます。(普段の釣行後はしっかりと流水で洗い、2・3回の釣行に1度は「ボナンザ」で汚れを除去、表面をコーティングするなどメンテナンスをする程度です)

シーズンオフの保管前には、とくに「ガイド」の状態を確認しながら綿棒で丁寧に磨き上げていきます。ガイドを1つ1つ磨いていくと意外に汚れが残っていたりしますので、普段の釣行後以上に念入りにチェックしていきます。衣替えの段階でガイドの損傷を見つけてしまっても、次のシーズンまでたっぷり時間がありますので、補修や修理も十分間に合います。
余談ですが、ボナンザでクーラーボックスやタックルボックスもメンテナンスが可能ですので、ボナンザは重宝しています。

しっかりとメンテナンスが終わったロッドは玄関先のロッドホルダー(傘立て)に保管。玄関の手前側にこれからシーズンインとなるタイラバロッドを置き、ジギングロッドは奥のほうに保管、入れ替えるといった具合です。


玄関の手前側にはシーズンインするタイラバロッドを(写真左)、玄関の奥にオフシーズンを迎えたジギングロッドを仕舞い込みます(写真右)

「リール」については毎回釣行後にオイルアップ・グリスアップをしていますので、とくにゴリ感がない限りはリール自体のメンテナンスはしていません。実際にはまだ釣り歴3年なので、ゴリ感を感じたことはなく、オーバーホールも未経験ですが…。
それでもリールに巻いている「ライン」は、この衣替えのタイミングでの巻き替えをおススメします。

なぜこのタイミングがおススメかというと、理由は2つあります。
1つ目の理由は、私の場合、シーズンオフにはPE4号を巻いているのですが、シーズンインにはPE2号を使うので、来シーズンには物置から出してそのまま使えるよう、楽をしたいがためです。
そしてもう1つの理由は、ラインの巻き替え時にラインとリールの状態を確認しておきたいからです。リールを違和感なく巻くことができるか、ラインに擦れやゴミの付着がないか、このタイミングであればチェックができます。そしてロッドと同じように、修理や補修が必要であれば次のシーズンまでの長い期間に準備するといった具合です。

ちなみに私は、ラインの保管はスプールだけでなく外箱も一緒に保管するようにしています。「どのリールにどのラインを巻いているのか?」分からなくなってしまわないように、外箱にメモを残しておくためです。マスキングテープに「どのリールに(当ラインを)巻いたのか」を記し貼ることで、長期間保管していても一目瞭然! リールに巻いたラインの種類や号数が分からなくなることはありません。
マスキングテープが便利なのは、その剥がしやすさ。ラインを巻き替えたあとにカンタンに貼り替えることができるという点です。私なりのケチケチ術です(笑)。

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レインウェアもラインもディッピングがおススメ!

衣替えといったら本命の「レインウェア」。クリーニング店に出せばキレイになると思うのですが、なかなかおサイフ事情が許さない…。そんな私は自宅で洗ってメンテナンスしてしまいます。

自宅でクリーニングとなると一番の難題は場所とタイミング。ネットショップで購入したゴアテックス用の洗剤と仕上げ剤を使っていますが、撥水加工を施すのでどうしてもお風呂場でしか作業ができません。わが家の場合、妻に見つからないよう、外出のタイミングを見計らっての作業となります(笑)。(使い方はこの場では割愛させていただきます。)

仕上げ剤を入れたぬるま湯にレインウェアを「ディッピング(=薬液の中に浸す、ドブ漬けすること)するので、本当は浴槽を使いたいのですが、そんなわけにはいかず…、程よいサイズのプラスチック製衣装ケースを使っています。その際、何度か上着とパンツを上下入れ替える作業が発生するため、使い捨ての「ニトリルグローブ」を使用しています。
このニトリルグローブはかなり優秀で、魚をさばくときにエラやヒレでのケガ防止やニオイうつりの防止にも役立つアイテム。かなり重宝しますよ。


プラスチック製の衣装ケースを使って、レインウェアを仕上げ剤に繰り返し浸けます。その際、ニトリルグローブを着用すれば、手が汚れず、手肌を傷めず安心です

浴室でしっかりと乾燥したレインウェアは撥水効果が復活しますので、そのまま次のシーズンまでタンスで待機してもらいます。

またまた話が衣替えから外れてしまいますが、ディッピングについては、「ライン」のディッピングもおススメです。私はラインを購入したあと、必ずディッピング加工するようにしています。スプレータイプの商品もありますが、ディッピングであればムラなく施工することができ、あくまで個人の感想ですが、スプレータイプよりも長持ちするような気がしています。

ラインは消耗品ですので、使っていくうちに摩耗していくのは仕方ないことですが、少しでも摩耗スピードを遅くすることで購入の頻度が減るのでは? と、またまたケチケチ術が発動しております(笑)。釣行時にラインが撥水していると、なんとなく長持ちしているような気がするのは私だけでしょうか…。


ラインも購入したあと、スプールのままラインコーティング剤にディッピング! 撥水効果や耐摩耗性が期待できるので、長持ちするような…