かっこいい軽自動車の王道は「スポーツカー」「SUV」

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日本の道路環境や経済事情に合う車として人気を獲得している軽自動車。

エンジンの排気量が660cc未満までとなっていたり、ボディサイズに一定の制限があったりとサイズに縛りがありながらも、ダイハツやスズキ、ホンダ、日産、三菱と各メーカーで個性あふれる車種が開発されています。

ひと昔前は「コストパフォーマンス」にばかり焦点が充てられてきましたが、近年登場しているモデルは「デザイン性」に優れたモデルが登場、軽自動車の人気にも変化が現れています。価格の安さだけでなく、「外観デザインがかっこいい」などで判断して購入車種を決めるケースが増えているのだそうです。

外観デザインがかっこいいと真っ先に思い浮かべるのが「スポーツカー」「SUV」といったジャンル。もちろん、軽自動車でもそれらの雰囲気をもつデザインを取り入れたモデルが存在しているようです。

今回は、5つの“かっこいい”要素に注目して、項目ごとにおすすめの軽自動車をピックアップして解説します。

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かっこいい軽自動車の要素で1つ目に取り上げたいのは「大人かっこいい」。

子育てが終わり、ミニバンなどの大型車から生活重視で軽自動車に乗り換えるのを考えると、車両価格の安さや手頃なランニングコストでは満足感に欠けるかもしれません。

そのような際に、子どもの頃に見かけて、かっこいいと感じた軽自動車を選べたら幸せでしょう。

この項目では「大人かっこいい」軽自動車を5車種ピックアップしました。

第5位:三菱 eKクロス スペース

三菱 eKクロス スペース(2022年)

「eKクロス スペース」は、三菱のスーパーハイトワゴンタイプ軽自動車です。

eKクロス スペースを大人かっこいいと評価したいポイントに「1990年代のRVブームを思い起こさせる外観デザイン」が挙げられます。

現在の40代から50代は若かりし頃、クロスカントリーSUVや1BOXタイプのミニバンに夢中となって楽しんでいた時代ではないでしょうか。かつて「デリカスペースギア」や「パジェロ」など上記のジャンルに該当する車たちが人気を集めた三菱のSUVテイストを、現代の人気ジャンル、スーパーハイトワゴンにかけ合わせた外観デザインが魅力です。

また、フロントマスクに備わる“ダイナミックシールド”のコンセプトを用いたグリル形状は、“力強さと安定感”をテーマに取り上げて、eKクロス スペースを選ぶ安心感を強調しています。

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第4位:三菱 eKクロス

三菱 eKクロス(2022年)

「eKクロス」は、三菱のトールワゴンタイプ軽自動車です。

eKクロスも派生車種のeKクロス スペースと同様で、大人かっこいいと評価したいポイントに「1990年代のRVブームを思い起こさせる外観デザイン」が挙げられます。

“THE CUTE BEAST”のテーマを掲げて、1990年代のRVブームをけん引してきた三菱の「遊び心」を盛り込んだ、存在感を強調する外観デザインを取り入れています。

その象徴が、ダイナミックシールドを取り入れたフロントマスク。メッキを用いた水平基調のグリルに、他メーカーでは中々お目にかかる機会のない「縦型3灯式ヘッドライト」を組み合わせて、よりSUVテイストを感じさせるデザインとなっています。

もう一度過去のRVブームを顧みて、遊び心を思い出したい人なら、eKクロスは注目すべき車種かもしれません。

第3位:スズキ ジムニー

「ジムニー」は、スズキのクロスカントリーSUVタイプ軽自動車です。

ジムニーを大人かっこいいと評価したいポイントに「独自路線を貫いた箱型形状ボディ」が挙げられます。

1970年の初代登場以降2018年に4代目が誕生するまで、半世紀にわたり“立方体”を思い起こさせる乗員部分のボディ形状、通称「スクエアボディ」と呼ばれるデザインを引き継いでいるのが特徴。子どもの頃に走っているのを見かけて、いつかは欲しいと願っていた車を、エンジンなど走行性能が変化しているとはいえ、ほぼそのままのデザインで手に入るのはメリットとなります。

山奥で舗装されていない道を走りたい本格派の人でも、街なかでSUVを気軽に味わいたいライト層にも受け入れられるデザインが、ジムニーの強みではないでしょうか。

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第2位:ホンダ N-ONE

「N-ONE」は、ホンダのトールワゴンタイプ軽自動車です。

N-ONEを大人かっこいいと評価したいポイントに「N360を彷彿とさせるレトロデザイン」が挙げられます。

2020年に2代目へモデルチェンジ。開発コンセプトに掲げられたホンダの乗用車開発の原点である車種「N360」をモチーフとした“丸・四角・台形”を基本としたバランスの良いデザインを取り入れたのが注目を集める要因となっています。

幼少期に街の片隅で見かけたN360を思い出されるレトロな雰囲気を、現代にマッチするようアレンジした“タイムレスデザイン”で、走りの楽しさと安全性を強調。軽快に前へ進む雰囲気を感じさせます。

また、ボディとルーフで別々のカラーを塗り分ける「ツートーン」仕様もラインナップへ揃えているのも注目すべきポイントです。1960年から1970年ごろのイギリスで走っていたようなコンパクトカーを連想させてくれるのではないでしょうか。

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第1位:ダイハツ コペン

「コペン」は、ダイハツのオープンカータイプ軽自動車です。

2022年現在で生産されている軽自動車では唯一のオープントップを備えるモデルとなっており、2世代合わせて20年もの歴史があります。

2014年に登場した2代目で、大人かっこいいと評価したいポイントに「クラシックな雰囲気を感じさせる外観デザイン」が挙げられます。現在ラインナップしている4つの外観バリエーションで該当するのが「Cero」です。

Ceroは、他のバリエーションと異なり丸目形状となったフロントヘッドライトおよびリアコンビネーションランプを採用。外観デザインを見渡すと複数の箇所に丸型および楕円形のデザインを施し、物腰柔らかな印象を持たせています。

「Robe」「X-PLAY」「GR SPORT」など他のバリエーションがスポーティもしくはSUV風の傾向にデザイン性を振っている中で、レトロで上質な感覚をもち、ずっと見ていても飽きの来ないデザインをコペンに求めるなら、Ceroが適した選択肢となるでしょう。

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