三菱「デリカミニ」が2023年夏に発売。三菱らしいアウトドアテイストを盛り込んだ新型軽自動車

■ヤングファミリー層にとって身近な存在を目指す

三菱自動車は、2022年11月4日(金)、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」のティザーサイトを公開し、エクステリアデザインを初披露しました。

「東京オートサロン2023」(2023年1月13日~15日/幕張メッセ)に参考出品する予定になっています。

なお、プラットフォームは、日産との共同開発であるeKクロススペースなどと同じになり、生産は、三菱自動車の水島工場になります。


三菱自動車から新型デリカミニが登場する

気になる発売時期は、デリカの発売から55周年となる2023年初夏の予定です。軽自動車のメインマーケットに投入され、同社らしいアウトドア色を備えたモデルになります。

「デリカミニ」のネーミングからわかる通り、小さな「デリカ」をイメージ。

初代デリカは、荷物を運ぶDelivery Carから命名され、現在では大切な家族や仲間を乗せるクルマとなっています。その世界観を小さな軽自動車の空間に再現したということでしょう。

軽スーパーハイトワゴンの購入中心層であるヤングファミリー層にとっては、デリカが遠い存在になっていることから、そうしたマーケットへ「デリカ」を「ミニ」にして提案されたというわけです。

「DAILY ADVENTURE(毎日の冒険)」をエクステリアのデザインコンセプトに掲げ、特徴的で親近感のあるスタイリングを構築したとしています。

具体的には、力強さと安心感が表現された「ダイナミックシールド」に、特徴的な半円形のLEDポジションランプが内蔵されたヘッドライトが組み合わされ、凛としながらも、親しみやすい顔つきになっています。さらに、フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを配置。


新型デリカミニのリヤビュー

また、ブラックのホイールアーチに加えて、前後バンパー下部に、プロテクト感のあるスキッドプレート形状が配置され、デリカならではのSUVらしい走破性も表現されています。

足元のアルミホイールは、タフさが強調された形状とスタイリッシュさを併せ持ったダークシルバー塗装で、足元が引き締められています。

ボディカラーでは、新型デリカミニのコンセプトに合わせて新開発された「アッシュグリーンメタリック」が新色として設定されていて、都会からアウトドアレジャーまであらゆるシーンに馴染む色合いとなっています。

エクステリアデザインの狙いは、アウトドア系でひと目で分かるデザインはもちろん、多彩な加飾を巧みに配することで、質感の高さも重視したそう。「デリカミニ」により、家族などの行動が少しでも広がれば、という願いも込められているそうです。

(塚田勝弘)