管理釣り場や河川なとで釣れる虹鱒(ニジマス)、どんなふうに食べれば美味しいのでしょうか?
アウトドアでキャンプ中なら、炭火を用いた直火の塩焼きがおすすめです。
ここでは、虹鱒(ニジマス)の塩焼きの料理方法について、分かりやすくご紹介しましょう。
包丁を使わないで下処理をする方法をマスターすれば、アウトドアでも自宅のグリルでも、カンタンに塩焼きを作ることができます。
虹鱒(ニジマス)の塩焼きを作る前に魚について知っておこう!
虹鱒(ニジマス)とは、サケ目サケ科に属している外来魚のことです。
北アメリカが原産の淡水魚なので、本来は日本に生息しているはずのない魚種です。
管理釣り場ではしょっちゅう見かけますし、ルアーに対して積極的に反応してくれます。
釣れたら持ち帰って食べることができるので、その場でササッと下処理できるようになれば、美味しく食べられるでしょう。
河川の管理釣り場から逃げ出した個体が、下流域に定着して数を増やしているケースもあります。
比較的温かい水温でも生息可能な魚ですから、繁殖して増え続けるのは当然の成り行きかもしれません。
他の魚をターゲットにしていて、偶然虹鱒(ニジマス)が釣れたら、やはりその味を確かめてみたいもの。
でもそのままの姿でクーラーボックスに入れて持ち帰ると、ナマ臭さが強くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、活け締めしてハラワタも取り除いてしまうことです。
それを釣り場で実践できれば、クーラーボックスに入れて持ち帰り、美味しく食べることが可能になります。
釣れた虹鱒(ニジマス)の処理を、最初から分かりやすく取り上げていきます。
まずは、細いステンレスワイヤーを用意して、虹鱒(ニジマス)の目と目の間に突き通してください。
脳締めから神経締めが上手くいったら、身体をブルッと震わせるのでよく分かります。
ワイヤーを引き抜いたら、エラの付け根奥のところにナイフを刺して、水を汲んだバッカンに浸けておくと、血抜きまで完了します。
ここで問題なのが、包丁やナイフを釣り場に持参していないケース。
そのときは、血抜きの行程を飛ばして、包丁の無い状態でハラワタを取り除きにかかります。
これが、その後の塩焼きの味に関わってきますから、注意して習得するようにしてください。
特に難しい内容ではありませんので。
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虹鱒(ニジマス)のハラワタを包丁を使わずに取り除く方法!
虹鱒(ニジマス)のハラワタを取り除きにかかります。
包丁が手元に無いという前提で、作業を開始しましょう。
まずは、虹鱒(ニジマス)を手で持ちます。
しっかりと保持した状態で、もう片方の手の人差し指を、魚のエラに差し込んでください。
指先にエラが触れたら、親指も添えてつまみます。
その状態でグッとチカラを込めて、身ごと引きちぎってください。
指先には外れたエラと、そこに連なっているワラハタが飛び出した状態になっています。
エラにくっ付いてくる感じでハラワタが抜け出るので、包丁を入れてお腹を割く必要がありません。
もしそばに真水の水道蛇口があるなら、大きく開いた穴に真水を流し込んで、残っているハラワタを全て洗い出してください。
魚の背骨の内側部分には、太い血管が走っていて、いわゆる血合いを形成しています。
これは真水の勢いだけでは除去できないので、指を穴に突っ込んで、爪先で血合いをこするようにして外しにかかります。
その作業に水道水の真水を当てると、血合いがキレイに流されていくでしょう。