突然ですが、生活をするなかで色によって物事を判断する場面は多々あると思います。信号やトイレ、服装、電車の乗換案内など、私たちはさまざまな場面で知らないうちに色を判別し生活しているのです。
釣りにおいても同様で、とくにルアーフィッシングにおいては潮の状況や天候によってルアーカラーを選び、都度、最善と思われるものを使うことと思います。

ですが、(私も含め)そのカラーの判別が難しい人が日本人男性の20人に1人(女性で500人に1人)いるといわれているのをご存じですか?
今回は私自身の経験をもとに、「色覚多様性(特性)」がルアーフィッシングを楽しむうえでどう影響してくるのか、お伝えできればと思います。

「色覚多様性(特性)」とは?

釣りにおいて、友人などの同行者がいる場合や乗合船に乗船する場合であれば、何かしらの情報を得たり、釣れている人のカラーに合わせることで、比較的容易に適切なカラーをチョイスすることが可能です。釣れるカラーを選択することは重要なポイントの1つです。



「色覚多様性(特性)」とは、以前は「色盲」や「色弱」などと呼ばれていた目の特性の一つです。赤と緑、青と紫など、組み合わせによって見分けにくい色があり、個人的にも困ることを多々経験してきました。標準的に見えている人からすると、「なぜ見えないのか?」「何色に見えているのか?」など、謎が多いことでしょう。今まで幾度となく「何色に見えているのか?」と聞かれてきましたが、自分でもよく分からず、いまだに正解の返答が見つかっていません(笑)。
今後、医療の発展や商品の開発によって、標準的な見え方と同様に対応できることを期待したいですね。

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釣具屋さんにて
欲しいカラーのルアーを選ぶときの工夫



ルアーフィッシングで一番重要と思われる「ルアーのカラー選び」
釣りでは朝夕のマヅメどきや日中、澄み潮に濁り潮など、さまざまなシチュエーションでの対応が求められます。とりあえず一番信頼しているモノから使う人、状況を判断しベストと思われるモノを選ぶ人…など。カラーだけではないかもしれませんが、ルアーチョイスには苦労が絶えません。

今はさまざまなメーカーからルアーが販売されていて、同じブルーでも濃さや色合いが異なり、表記は同じでも全く別物というものも少なくありません。ですので、ジグなどのルアーを購入する際はパッケージの「カラー表記」を必ず確認するようにしています。「自分が欲しいと思っているカラーなのか?」間違っていないかの確認を3度くらいしているといった具合。ついでに、釣具屋で「1人カラー当てクイズ」をし、日々鍛錬もしています(笑)。
しかし、なかにはカラー表記がなかったり、独自の暗号だけだったり、食べ物の名前になっていたりする商品も…。そんなときは想像だけしてみて、そっと売り場に戻してしまうこともあったり…。


スマホの機能を活用して手持ちの釣り道具を管理

自分が今「何色のジグを持っていて、何gのラインナップが不足しているのか?」釣具屋に行くまでは覚えていても、いざ売り場につくとワクワクしてしまうのか、同じ色合いのものばかり買ってしまう時期もありました…。現在ではそれを防ぐために、多少面倒ではありますがスマホの「メモ機能」を活用して、持っているものをいつでも見られるように管理するようにしています。
この管理方法にしてからは、買い間違いや自分の好きなカラーに偏って買ってしまうことがなくなり、バランスの取れた手持ちのラインナップになったと感じています。必要なものが一目で分かるので、アナログながらよい方法ではないでしょうか? 完全に自己満足な気もしますが(笑)。