数多くの図鑑や写真集を手がける海洋写真家・吉野雄輔氏の最新作「ひがたはたからばこ 青いカニみつけた」が7月19日に徳間書店から発売された。西表島の干潟が舞台となった本書は、干潟の中でもひときわ異彩を放つ「青いカニ」を撮影しながら吉野氏がみつけた、たくさんの小さな驚きを紹介する写真絵本となっている。
青いカニとは一体…?気になる本書の中身を見ていこう。
圧巻のスケール!干潟のパノラマ写真に目を奪われる
ここは日本の南にある西表島。
海べの水がひくと、
広いどろの地面があらわれる――
「ひがた」だ。
「ひがたは たからばこ 青いカニみつけた(本書より一部抜粋)」
まずページをめくると、吉野さんの目線で切り取った干潟の姿がドーンとお出迎え。日本とは思えないスケールに感動。
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干潟のどろに目を向けてみると…生き物を発見!
ひがたのできる場所は、海になったり、
陸になったりする。
どろばかりに見えるけど、
よく見ていると…
たくさんの小さないきものに会える。
命のかがやきがつまった、
たからばこのような場所だ。
「ひがたは たからばこ 青いカニみつけた(本書より一部抜粋)」
目線を干潟のどろに落としてみると、生き物を発見!一見すると見落としがちだが、小さな命の営みが息づいている。40年以上海の生き物をとり続けてきた吉野氏だからこその視点が光る。