2022年7月26日更新。
本記事初出時、市町村名に誤りがありましたので、訂正いたしました。

日本には全国各地に由緒のあるお寺が存在しますが、そのなかでも人気でたくさんの方が参拝に訪れるお寺の一つが、長野県長野市にある善光寺です。

善光寺は、先月まで7年に一度の御開帳が行われていて、私もドライブ目的を兼ねて行ってきましたが、あまりの参拝者の多さに善光寺の最寄インターから混雑しており、善光寺の人気の高さが伺えました。

そんな善光寺のある長野市には、首都圏からですと、中央自動車道(以下 中央道)経由と関越自動車道(以下 関越道)経由の2つのルートがあります。そして、中央道経由を選択した場合に通るのが、長野県内を南北に貫く長野自動車道(以下 長野道)です。

通っているのは長野県だけと、全国的には正直それほど知名度の高い高速道路ではないですが、実は長野道は首都圏や中京圏の方等、たくさんの方々に影響力のある大事な路線なんです。

今回は、重要路である長野道の特徴と利用ポイントについてお話ししていきます。長野道を上手に利用して、ぜひよりよいドライブをしていただければと思います。

中央道、上信越道と接続する長野道

長野道は、長野県岡谷市の「岡谷JCT」~長野県千曲市の「更埴JCT」までの総距離約76kmの高速道路です。岡谷JCTでは中央道と、更埴JCTでは上信越自動車道(以下 上信越道)と接続しています。

全国的にみるとわりと短めな路線ですが、途中一般道や鉄道では交通の要所となっている塩尻市や、長野県第2位の都市である松本市を経由しており、重要性が伺えます。

さらに、松本市周辺には梓川、松本市北部には安曇野などの自然豊かな土地も広がっており、まさに都市と自然が見事にマッチした景観が味わえるのも特徴です。

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長野自動車道なのに長野市をほとんど通らない

「長野IC」は上信越道のインターとなります

まず長野道の特徴であがるのが、長野自動車道という名称ながら、長野県の県庁所在地で長野県最大の都市である長野市を通るエリアがごくわずかという点です。

実は、こちらの点は私が子供の頃、親の運転で長野道を何回か通った際に、「長野道なのに長野ICがない」と率直な疑問を感じた部分でもありました。

長野市は、長野道の終点である千曲市より北側にあり、長野市には「長野IC」や「須坂長野東IC」がありますが、2つのインターとも上信越道のインターとして運用されています。

長野県のほぼ中央部を通っていることもあり、長野県からとって名付けられているという意味合いにも感じることができますが、別の高速道路のインターとして運用されているケースはなかなか珍しいのも事実です。

長野道や長野県になじみのない方は、長野市=長野IC=長野道とイメージするかもしれませんが、あくまで長野ICは上信越道のインターですので、ご利用の際はお間違えのないようにおねがいします。