イギリスでは、ちょっと暑いかなと感じ始めるとすぐに、アイスクリーム・バン(アイスの移動販売車)から流れるメロディが街中で聴こえてくるようになります。動物園や遊園地といったレジャー施設や、公園、観光施設などにあるアイスクリーム売り場も、常に大人気です。はたまた、ロンドンのビジネス街では、暑い日にもなれば、スーツに身を包んだビジネスパーソンだって、アイスを片手に闊歩する姿が見受けられます。今回は、そんなイギリスで人気の定番アイスを5つご紹介します。

目次

1. 99(ナインティナイン)
2. Cornetto コ―ネット
3. Calippo カリッポ
4. Twister ツイスター
5. Magnum マグナム

1. 99(ナインティナイン)

まずは、何と言っても、王道の99!イギリスを代表するアイスクリームです。キャドバリー(Cadbury)社のチョコレート、「Flake 99」(層状のチョコレート・バー、「Flake」の短いバージョン)をさしたソフトクリームのことで、単に「ナインティナイン」、または「フレーク・ナインティナイン」などと呼ばれて親しまれています。



<ダブルを頼むとソフトクリームも2つ、フレークも2本さしてもらえるのが嬉しい>

99が購入できるのは、アイスクリーム・バン(移動販売車)か、公園の売店など。店員さんがその場で作ったソフトクリームにフレークチョコをさしてくれます。希望に応じて、チョコレートやストロベリーなどのソースをかけてくれるところもあります。

なぜ99と呼ばれているかについては、正式なところは不明とのこと。キャドバリー社のウェブサイトによると、諸説あるなかで有力なものとしては、その昔、イタリアの王が、特別に選抜された99人体制の護衛隊を従えていた → そこから転じて、イタリアでは「99」が特別なことや一級品を意味していた → それに由来したといわれる「フレーク99」という商品名のチョコバーをさしたソフトクリームも、同じく99と呼ばれることになった、ということだそうです。

ちなみに99は包装済みの商品として購入することも可能です。とはいえ、やはり基本は作り立てのソフトクリームをぜひとも楽しんでみてください。

2. Cornetto コ―ネット

さくさくのコーンが美味しいコ―ネットは、バリエーションも豊富なのが魅力。王道のクラシコ・タイプに加え、ストロベリー味、ミント味、ソフトバージョン、グルテンフリー・タイプなどもあります。

個人的に一番好きなクラシコ・タイプ。上に乗ったナッツが美味。

3. カリッポ Calippo

さわやかなテイストがお好みの方におすすめなのが氷菓子のカリッポ。少しずつ筒から出して、ガリガリ楽しく食べられます。なかなか筒から出ないカリッポと格闘中に、強く押し過ぎて落としてしまって泣いている子供の姿も、夏の公園ではよく出くわす光景です。定番のレモンライムやオレンジとともに、コーラ味も人気があります。

4. ツイスター Twister

クルクルの見た目が可愛い、ツイスター。スムーズな食感とシャキシャキ感、そしてパイナップル、ストロベリー、レモンと異なる味が楽しめるのが嬉しい。

5. マグナム Magnum

チョコレート好きなら試しておきたいのがマグナムです。こちらもバリエーションが豊富で、期間限定版もよく提供されています。今回ゲットしたのは、クラシック・リミックス版。ほかにも、ソルテッドキャラメルなどが人気です。

今回写真でご紹介した箱入りタイプはどれも、スーパーマーケットで購入したものですが、コンビニエンスストアや、各種施設のアイスクリーム売り場などでは、個別売りでサイズが大きめのものも手に入ります。いろいろと試して、お気に入りのアイスクリームをぜひ見つけてみてくださいね。

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