今や、全国各地に広がっている高速道路。そんな高速道路の中で、初めて誕生したのが名神高速道路(以下 名神)です。初開通が1963年、全線開通が1965年と実に半世紀以上の歴史があり、これまでさまざまな方たちの交通を支えてきました。

最近では、名神のバイパス的な役割を担う、新名神高速道路(以下 新名神)が徐々に開通してきたこともあり、交通量は減少傾向にありますが、それでも日本三大都市圏である首都圏~中京圏~関西圏を結ぶ、重要路線であることに変わりはありません。

そんな名神ですが、実は高速道路の休憩ポイントといえるサービスエリアの充実ぶりもすばらしいんです。特に、各サービスエリアでいただける、ご当地グルメを中心とした食べ物関係がまさに絶品なものが多く、人気を集めています。

今回は、そんな名神の各サービスエリアのここでしかいただけない、絶品グルメについてお話ししていきます。名神をご利用の際は、ぜひ参考にしてみてください。

名神とサービスエリアとご当地グルメ

画像出典:国土交通省

名神は、愛知県小牧市の「小牧IC」~兵庫県西宮市の「西宮IC」を結ぶ、全長約190kmからなる高速道路です。愛知県からはじまり、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県へと至ります。

滋賀県八日市市の「八日市IC」で、管轄が NEXCO中日本から NEXCO西日本に移るのも特徴です。これはコアな話で、通常どおり高速道路を走行しているだけでは、管轄の移行による変化を感じることは少ないですが、サービスエリアやパーキングエリアでは、建物をはじめ施設内の雰囲気が少し変わってきます。

名神には全部で4つのサービスエリアがあります。それぞれに特徴があり、地元や地域を活かしたグルメを展開しているので、サービスエリアによって違った楽しみ方ができるのです。

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養老SAでは日本有数のブランド牛である「飛騨牛」を堪能

画像提供:NEXCO中日本

名神最初のサービスエリアは、岐阜県養老町にある「養老SA」です。養老というと「養老の滝」が有名ですが、その養老の滝がある養老町に名神のサービスエリアが設置されています。

養老SAの所在地である岐阜県は主に、美濃地方と飛騨地方にわかれていますが、実は美濃地方に属する養老SAで、日本有数のブランド牛である、飛騨牛を堪能することができるのです。

養老SAのある養老町は精肉業が盛んな地域でもあり、養老町内には主に飛騨牛を取り扱った精肉店が数多く営業しています。京都・大阪方面へ向かう下り線の養老SAでは、そんな精肉店のなかから、「水野精肉店」様がテナントとして入っています。

養老サービスエリアは、大阪駅からおよそ150kmの位置にあり、順調にいけば約2時間ほどで到着できるため、関西圏から首都圏近郊に向かわれる際の休憩に、ちょうどいいポイントでもあります。