日産独自のインテリジェントキーとは？スマートキーとは何が違う？電池交換やスペアキーについても

インテリジェントキーとは

「インテリジェントキー」は、日産自動車が開発しているスマートエントリーシステムです。

2002年に登場したコンパクトカー「マーチ」の3代目・K12型に新技術を搭載したアイテムとして登場後、日産の各種ラインナップに搭載されています。

楕円形となったキーを身に着けるだけで、取り出す手間を省きつつ乗降用ドアやバックドアを開け閉めできるほか、エンジンを始動させる機能を備えている優れモノです。

インテリジェントキーを身に着けた状態で、乗降用ドアやバックドアに装着されている「リクエストスイッチ」を押します。ドアノブを引っ張ると簡単にロックが解除され、車へ乗り込める仕組みです。

ドアを閉めてロックを施錠したいときもリクエストスイッチを押すだけで済みます。ポケットに手を突っ込み、キーを探す手間が省ける便利なシステムとなっています。

日産が採用している「インテリジェントキー」と、他の自動車メーカーが採用している「スマートキー」にはどのような違いがあるのでしょうか。

結論から述べるとシステム名が異なるだけで、ドアの開け閉めからエンジンの始動まで基本的な機能や使い方が同じです。国内の主な自動車メーカーだけでも、多種多様な名称が存在しています。

日産の“インテリジェントキー”と若干異なる仕組みを取り入れているのは、マツダの「アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム」です。ドアノブに備わっている開閉用のスイッチはセンサーに差し替えられており、手をかざしてロックの解除・施錠をする仕組みとなっています。