ノッキング対策にはどんなものがある?

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ハイオクに変える

ハイオクに変えることでノッキングを抑えられることがあります。ハイオクはレギュラーよりも「オクタン価」が高く設定されています。

オクタン価とはノッキングしづらさのこと。ハイオクは着火温度が高いため、レギュラーよりも圧縮時に自己着火が起こりづらくなります。その結果、異常燃焼を抑えることができるのです。

故障とまではいかないけど、何かしらの原因で燃料が薄くなっている…といった場合、燃料を変えるだけでノッキングが収まることがあります。

全ての車に効果的な対策ではないものの、手軽にできる対策方法です。

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純正品に戻す

カスタムパーツを純正に戻すことで、ノッキングが収まることもあります。

エンジン内の場合では、エアエレメントをキノコ型にしたり、燃料の噴射量を意図的に変えるカスタムもあります。

カスタムが原因で発生しているノッキングは、純正に戻すか、純正同様の効果が期待できるパーツに変えないと直りません。ノッキングがひどい場合、純正に戻すことも視野に入れておきましょう。

添加剤を入れる

各種添加剤を入れることもノッキング対策の一つです。

  • カーボンの蓄積などによるノッキング→燃料添加剤
  • エンジンの劣化によるノッキング→オイル添加剤

このように、発生原因に対応した添加剤を入れることで、ノッキングの抑制を期待できます。

しかし、必ずしも効果が現れるわけではありません。劣化がひどい場合や、添加剤で落としきれないほど固着した汚れの場合、意味がないことも考えられます。

添加剤は、あくまでも故障の予防にすぎず、過度な期待はできないものの、高い商品ではないので試してみる価値はあるでしょう。

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ノッキング対策はまず原因特定をしてもらおう

ノッキングの放置はエンジンの故障につながりますが、原因は複数考えられます。そのなかでも、スパークノックとスカートノック、この2つのノッキングの発生頻度が高い傾向にあります。

加えて、カスタムが原因となるノッキングなどもあるため、ノッキングを止めたいのであれば、どのような原因が考えられるのか推測しなければなりません。

ガソリンの種類を変えるだけでノッキングが止まることもありますが、まずは整備士に症状を診断してもらうのがおすすめです。

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