自動車整備工場に修理を依頼できる?

整備工場
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該当メーカーの車にのみ精通しているディーラーに対し、自動車整備工場は、あらゆるメーカーの車を修理対象とする高い技術力が特徴です。そのため、メーカーが違う車に乗り換えても継続して対応してもらえます。

自動車整備工場のメリットとデメリット

自動車整備工場に修理を依頼するメリットは修理費用の安さです。ディーラーが新品純正部品に交換修理を基本とする一方、自動車整備工場では安価な純正同等品や中古部品などを使っての修理や分解修理も行なうため、修理費用が安価に済むケースがあります。

予算や乘りかえタイミングなどを考慮して、ディーラーより柔軟に修理方法を調整してくれる点もメリットです。

しかし、工場によっては得意不得意な分野があったり、整備士の技術力にもばらつきがある点が自動車修理工場のデメリットです。特別な設備がなければ修理できない故障には対応できないため、他の業者を紹介されたり、修理を断られるケースもあります。

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簡単な修理や軽い不具合は、カー用品店も便利

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カー用品店とは、部品の販売・取り付けを主業務とする大型量販店を指します。そのため軽度の修理は行なえるものの、整備士の人数や設備が限られているため、原則として重要箇所の修理はできません。

カー用品店では、おもに店舗で取り扱っている部品を用いた、小さなガラスキズの補修や、小規模の板金塗装、タイヤ・ホイール・オイル・マフラーなどの部品交換に対応してくれます。

タイヤショップやチューニングショップなどの特定の物品を専門に扱う小規模小売店は、比較的技術力が高く修理可能範囲も広い、カー用品店と整備工場の中間的な立ち位置です。

カー用品店のメリットとデメリット

カー用品店を利用するメリットは、修理費用が比較的安価である点と部品在庫が揃っているため即修理が可能な点です。また修理工賃は、時間単位や部品・パーツ単位でまとまった料金表などで、修理にかかる費用を明確にしている店舗が多く、気軽に利用しやすい特徴もあります。

デメリットは、原則として店舗で取り扱う社外品を用いて交換修理をするため、対応できる修理箇所や規模が限られてしまうことです。

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