憧れの「NOS」を取り付けたい!

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NOSは専門のチューニングショップなどで販売がおこなわれています。買ったらすぐに使えるわけではなく、車への取り付け・加工が必要です。

一般的にはチューニングショップで作業を依頼しますが、中にはDIYで取り付けをおこなう猛者もいるようです。

日本ではメジャーではない

アメリカでは人気のチューニングとなっているNOSですが、日本ではあまりメジャーではありません。それはドラッグレースが日本ではあまり人気でないことや、前述の「NOSは危険」というイメージが原因となっています。

メジャーなチューニングでないため、日本にはNOSに関するノウハウがあるチューニングショップも少ないです。「自分の車にNOSを装着したい!」という方は、まずチューニングショップを探すのに苦労するでしょう。

装着したあとも補充が必要

さらに、NOSは装着すれば終わりではありません。ガソリンと同じように、NOSを使えば使うだけ亜酸化窒素は減っていくため、補充することも考えなければいけません。

亜酸化窒素は指定薬物なため補充作業には資格が必要です。NOSを補充するたびにお金が発生するのはもちろん、資格がある店などに預けなければならないため、NOSを扱うチューニングショップが少ない日本ではなかなかハードルが高くなってしまいます。

NOSにあわせたチューニングが必要

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手軽かつ安価にパワーアップが可能になるNOSですが、NOSを装着するだけで済ませてしまうのは危険です。

高いパワーを得たのなら、それに見合うブレーキやサスペンションなど、エンジン以外の箇所もチューニングしましょう。これらを怠れば最悪の場合、車の制御ができないまま自分はおろか周囲も巻き込む第事故になってしまうかもしれません。

また、最高速を上げたい場合は、NOSの装着だけでは不十分な場合があります。トランスミッションにも手を入れることを検討しましょう。

NOSの装着以外にもやることはいっぱい!

以上のことから、NOSを装着しても、車全体のチューニングもおこなわなければ宝の持ち腐れ。

パワーだけでなく、さまざまな箇所にまで目を向け全体のバランスを整えることが「チューニング」の醍醐味です。

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レースの世界では禁止されていることが多い

速さを追求するために全体のバランスを整えられたレーシングカーは、NOSを搭載する準備が万端と言えます。

しかし、NOSはモータースポーツの世界では禁止されていることがほとんど。F1やSUPER GTといった国内の有名レースでも禁止されているほか、ドリフトパフォーマンスによる派手さが人気のD1でも、以前は一部のドライバーが使用していたものの、現在は禁止となりました。

もしNOSを装着した車でレースに出たい場合は、NOSの使用が禁止されていないかをしっかり確認しましょう。

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装着しているだけでも注目度抜群

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実際に使用するかはさておき、映画などで知名度が高いNOSは、搭載していることをアピールするだけでも注目度は抜群!室内にNOSのタンクが鎮座している様子は、見る人を驚かせること間違いなしです。

公道で使う機会はほぼないですが、「人とは違うカスタムをしたい!」という方はNOSを搭載してみてもいいかもしれません。ただし、実際に使用する際は、しっかりとパワーを受け止める準備をお忘れなく!

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