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平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太、世界へ向ける視線と共存する“身近な願い”とは? Number_iを形作る音楽

Real Sound

Number_i(ⒸTOBE Co., Ltd.)

 5月6日放送の『JFN Special Life Time Audio 2024~My First Music~「14歳のプレイリスト」』(TOKYO FM)に、Number_iがゲスト出演した。

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 2018年に『New York Times』に掲載された「音楽の好みに関する研究結果」によれば、男性は平均14歳、女性は平均13歳の時に聴いた音楽が、大人になってからの音楽の好みに最も影響を与えるのだという。研究結果にちなんで、番組では“14歳の頃に出会った音楽”をテーマにトークが繰り広げられた。

 番組のパーソナリティは、『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)のこもり校長(小森隼/GENERATIONS)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が務めた。平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太は、同番組の4月15日放送回にゲスト出演したばかりでもある。まずは14歳の頃に観ていた映画やドラマの話題に。岸が『ROOKIES』を挙げると、岸と同い年のこもり校長も「それこそ、(今で言うと)GReeeeN(現・GRe4N BOYZ)の『キセキ』がずっとバイラル1位になってたみたいな時期でしたもんね」と意気投合。『SCHOOL OF LOCK!』にゲスト出演した際も、エンディングで岸が『ROOKIES』について触れていたこともあり、先日の放送の延長のような雰囲気だ。

 「漫画とか読んでました?」と尋ねられた神宮寺は、当時は単行本で『ONE PIECE』を読んでいたと話し、岸も「(神宮寺の)家行った時に、すごい漫画があったイメージですね」と振り返る。一方、そんなふたりの横で「たぶん何にも見てないんですよね……」と考え込む平野。自身は何かのコンテンツに触れるというよりは、友達と外で遊ぶのに夢中だったという。

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 そんなそれぞれの14歳を過ごして、今は同じグループのメンバーとして活動している3人。「今に繋がっていると思うことは?」とこもり校長が問いかけると、平野は「いろんな大人の人の意見を無視してた10代だったんですよ」と思い返しながら、それが周囲に惑わされず、自分の意見を言えるようになったことに繋がっているかもしれないと話す。先日の『SCHOOL OF LOCK!』でも、「(周りからのプレッシャーを)感じないようにしている」「憧れる人を作らない」などと語っていた平野。他者の意見に流されず、常に自分の軸を持って行動する性格は、14歳の頃から形成されたものなのだろう。

 一方、14歳の頃を「意外と覚えてない」と考え込む神宮寺。学校から仕事場への移動時間が長く、電車に乗っていた記憶しかないという。電車のなかで何をしていたかを問われ、「人を数えてました」「人の顔色で(その時にどんな感情なのかが)わかるようになった」「人間観察が好きになりましたね」と笑いながら話し、平野から「無理矢理かっこいいほうに持って行こうとしてる(笑)!」とツッコまれる。しかし、周りをよく見て臨機応変に立ち振る舞うのが上手な神宮寺だけに、当時の“人間観察”は今に少なからず活きているのでは、と思った。

 後半は、3人が14歳の頃に聴いていた音楽の話題へ。岸が選んだのは湘南乃風の「睡蓮花」。当時、曲を気に入ってCDを買いにいったものの、少し刺激的なCDジャケットのデザインを親に見られるのが恥ずかしくて棚に隠していたのだという。10代ならではの純粋さあふれるエピソードと、「聴くだけでちょっとあの頃が蘇ってくる感じがある」「平成ってよかったんだなっていう」と嬉しそうに話す岸の様子からも、「睡蓮花」にはいろいろな思い出が詰まっているのだということが伝わってくる。

 神宮寺は、「またなんですけど(笑)」と切り出すと、岸と同じく湘南乃風をセレクト。彼が選んだ「恋時雨」は恋人と別れた悲しみを歌った曲だが、当時はあまり意味を理解せずに聴いていたという。しばらくして聴き直した際に、こんなにも切ない歌詞だったことを知って驚いたそうだ。「そういうのもいいなって思いました」と神宮寺が話していた通り、子どもの頃と大人になってからでは、歌詞の捉え方も曲の聴こえ方も変わってくるもの。そんなふうに、年を重ねて新たな発見があるのも音楽の魅力だろう。

 幼い頃から洋楽に触れることが多かったという平野は、ネリーの「Dilemma (feat. Kelly Rowland)」を選曲。洋楽を耳にしていたとは言え、英詞ゆえに歌の内容はあまりわかっていなかったそう。相手がいる人への恋心を歌った曲だとCOCO教頭が解説すると、「何言ってるかわかんないから、勝手に頭の中で歌詞を変えて」と、自分なりに楽曲をポジティブに解釈し、落ち込んでいる時に慰めてもらうような感覚で聴いていたと明かして笑いを誘った。

 番組の最後に、平野は「皆さんが20半ばとか30手前になった時に、僕たちを思い出してくれるようになりたいなって思わせてもらった」と語った。さらに、今後の目標としてひとりでも多くの人に自分たちのパフォーマンスを届けることを挙げていた彼ら。自身の音楽との思い出を振り返りながら、自分たちも誰かの人生のワンシーンに刻まれるような存在になりたいと、気持ちを高めた時間になったのではないだろうか。

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