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劇的2発でレアル・マドリードをCL決勝へ導いたホセル「僕たちはどんな状況でも決して屈しない」

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劇的2発でレアル・マドリードをCL決勝へ導いたホセル「僕たちはどんな状況でも決して屈しない」(C)SOCCER KING

 チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグが7日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)はバイエルン(ドイツ)を2-1で破った。この結果、2戦合計スコアは4-3となり、レアル・マドリードの決勝進出が決定。試合後、劇的な2ゴールを奪ったスペイン代表FWホセルが『UEFA.com』を通して喜びの声を届けた。

 ファーストレグは激闘の末に2-2で終了しており、勝てばその時点で決勝進出が決定するという条件でセカンドレグへ突入。試合は立ち上がりからホームチームのペースで進んだが、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを中心としたバイエルン守備陣の奮闘の前にゴールを奪えない。68分にはカウンターの流れからカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが右足で豪快な一撃を沈められ、レアル・マドリードは窮地に陥った。

 だが、この日の会場は数々の奇跡を起こしてきた『サンティアゴ・ベルナベウ』だった。88分、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの放ったミドルシュートはGKノイアーの正面へ向かったものの、これをまさかのファンブル。この隙を見逃さなかったホセルが同点ゴールを決めて試合を振り出しに戻す。続く90+1分には、ボックス左からドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが最終ラインとGKと間へ絶妙なボールを送ると、飛び込んだのはホセルだった。34歳のストライカーが大仕事をやってのけ、土壇場でレアル・マドリードが逆転に成功。もはや“十八番”とも呼べるような劇的勝利で、レアル・マドリードが最後に優勝を果たした2021-22シーズン以来、2年ぶりの決勝へ駒を進めた。

 試合後、活躍を称えられたホセルは「僕がヒーローかって?それは僕にはわからないよ」と謙遜しながらも、「間違いなく、1つだけ言えることがある。それは、僕は本当に幸せな男だということさ」と笑顔を見せる。“マドリディスモ”を体現するような劇的な形での勝利には、「信じられないよ。凄まじいことが起こってしまったね。このチームはどんな状況であっても決して屈しない」と語り、「レアル・マドリードというクラブには、試合終了のホイッスルが鳴るまで戦い続けるという血が流れている。僕たちがこの試合で見せたのは、そのような精神さ」とクラブを誇った。

「レアル・マドリードでプレーしていると、同点に追いついた時、チームの全員が即座にボールを持って、早く試合を再開させようとする。勝ち越しを狙うためにね。なぜなら、このクラブは勝つことを義務付けられているからだ」

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 終盤の81分からピッチに立ち、劇的逆転勝利の立役者となったホセルは、「もちろん、選手であれば誰だってこのような活躍をする夢を見るものさ」と明かしつつも「何よりも大切なことは準備を怠らないことだ」と主張。「1点目については、バイエルンが少し疲れていたんだと思う。彼らの最終ラインはどんどん下がっていたし、そのような場面では一瞬の隙を見せることもある」と同点弾を振り返った後、「僕がこれまで見てきたどんな夢よりも、今日起こったことは美しかった」と活躍を喜んだ。

 2シーズンぶりのCL決勝進出を決めたレアル・マドリードは、6月1日にイングランドの『ウェンブリー・スタジアム』にて、ドルトムント(ドイツ)との決勝戦に臨む。

【ハイライト動画】終盤にホセルが2発!勝負強いレアル・マドリードがCL決勝へ

 
   

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