top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

F1マイアミGP責任者、”場内の飲食が高い”との批判に反論「実際とは異なる情報が拡散された」

motorsport.com 日本版

F1マイアミGP責任者、”場内の飲食が高い”との批判に反論「実際とは異なる情報が拡散された」(C)motorsport.com 日本版
 F1マイアミGPの主催者であるハードロック・スタジアムのトム・ガーフィンケルCEOは、SNS上で拡散された場内の飲食物が高すぎるという批判は、正しい情報を無視して投稿・拡散されたものだと反論した。

 マイアミGPの週末、SNS上には様々な投稿が溢れたが、その中でも特に注目を集めたのが、場内で売られている飲食物の価格があまりにも高すぎるというモノだった。

 これについてハードロック・スタジアムのガーフィンケルCEOがメディアの取材に応じ、高価な飲食物があったのは確かだが、幅広い層に受け入れられるよう、様々な価格帯の飲食物を用意したと説明した。

「先日、誰かがロブスターロールが280ドル(約4万3000円)であるとツイートした。彼らは、正確なコメントをつけずにそう投稿したんだ」

 ガーフィンケルCEOはそう語った。

「その投稿に含まれていないのは、それがスイート用だったということだ。しかも、おそらく10人前で280ドルのロブスターロールだった」

 投稿にあったキャプションは次のようなモノだ。
「今夜は夕食を抜いて、F1レースを見にいった。そして、サウスビーチのクラブに行ったんだ」

 2024年のF1マイアミGPには、3日間で延べ27万5000人の観客が集まり、大盛況となった。この数は昨年よりも5000人多く、2022年に行なわれた同地で最初のグランプリよりも、4万5000人も多い数だった。

 ガーフィンケルCEOによれば、昨年までは観戦券が高すぎることで批判を浴びたため、今年は一般入場料150ドルのキャンパスパスを用意したという。このキャンパスパスは、複数の場所を移動して観戦できるモノであり、価格も手頃に抑えることを目指したという。

「おそらくこの3年で初めて、スタジアムはキャンパスパスを持つ300人くらいの人で、その半分が埋まっていた。それはとても良いことだったと思う」

「彼らはコースを渡って、向こう側に行くこともできる。1日150ドルのキャンパスパスを買えば、立ち見だが少し高いところから見られるんだ。しかもコースのすぐ脇に立てるんだ」

「そういうエリアが、コース周囲に複数存在する。スタジアムの上に上がることもできて、そこからは歩き回って、コースのほとんどを見渡せるんだ。アメリカンフットボールの時と同じように、売店も開いている」

「つまり、もっと安価な選択肢もあったということだ。キャンパスの中に、そういうお店がたくさんあったんだ。そして、より高価な選択肢もいくつかあった。マリオ・カルボーン(ニューヨークの有名シェフ)が作る、ウォッカ・リガトーニ(ウォッカを使って作るパスタ)を食べることはできる。でも、それは非常に高価だ」

「我々はそういったように、広範囲にわたるオプションを提供しようとしているだけだ。しかし時に人々は、10人前のスイート用ロブスターロールだということを知らせずに、『すごく高いよ!』と言うのだ」

「つまり、安価に楽しむことができるオプションもある。それが、我々にとって重要なことなのだ」
 
   

ランキング(スポーツ)

ジャンル