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2023年ABEMAツアーの賞金王の生源寺龍憲にインタビュー! “成長を止めない” ために日々考えていることとは?

みんなのゴルフダイジェスト

2023年ABEMAツアーの賞金王の生源寺龍憲にインタビュー!  “成長を止めない” ために日々考えていることとは?(C)みんなのゴルフダイジェスト

名前からインパクトが大きい男である。昨年ABEMAツアーの賞金王となっただけでなく、レギュラーツアーでも賞金ランク71位に入り、今年の国内開幕戦では2位、中日クラウンズでは16位タイに入り、いまの賞金ランクは6位につけている。この勢いある25歳のプロゴルファーは、一体どのような人間なのだろうか。

生源寺龍憲

しょうげんじたつのり・1998年山口県出身。10歳でゴルフを始め、岡山作陽高校を経て同志社大学へ。20年プロ入り後、23年ABEMAツアーでプロ初優勝し次戦も制して連勝。歴代最多賞金額で賞金王となる。24年はアジアンツアーのQTも2位通過。世界を舞台に戦う、渋野日向子の同級生であり久常涼の高校の先輩。生源寺という名前は滋賀県にある寺、生源寺(最澄の生誕の地)に由来(実家が寺というわけではない)。

昨年はABEMAツアーが主な舞台となった生源寺。「フル参戦1年目で感じたことや足りないところもたくさんあったので、オフに合宿をして強化したんです」。生源寺は緻密だ。データを分析してプランをしっかり立てる。

「飛距離が出ないことでアドバンテージを取れていないと感じていました。エクセルに全選手の賞金や飛距離、フェアウェイキープ率などのデータを入力し、平均を出したり、相関を出したりもしました。それで賞金と一番相関があったのが飛距離だった。だから絶対、そこは自分のなかでは避けて通れないと。テクニックで伸ばす方法もあると思うけど、スウィング改造ではなくフィジカル改善でアップできる方法を考えた。単純に振る出力が上がれば距離は伸ばせます。何パーセント筋肉量が増えれば、どれくらい飛距離が伸びるかなどを計算しました」。

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自分を客観視できるから、取り組むことが明確となる。生源寺の体改造のサポートをするのは、福岡の今林伸司トレーナー。プロテスト合格の翌年からの付き合いで信頼できる“相棒”だ。

「1週間のメニューを毎日こなしている感じです。大学時代もやってはいたんですけど、ウェイトトレーニングはケガのリスクも上がるのでそこまではできなかった。今林さんは理学療法士でもあるので安心して、思い切って踏み込んだんです」。

山口県山陽小野田市出身の生源寺は、サッカーに熱中する少年だった。しかし、父と練習場に行きゴルフが好きになった。

「今振り返るとサッカーもよかったと思うんですけど、ジュニア時代はスタートの差は感じましたし、初めて全国大会に行ったのも高校に入って。今まで経験したことのないレベルや世界観の差を感じた」。

しかし、ゴルフをやめる気はなかった。

「好きだし負けたくないから。だけど勉強もきちんとしたかった。ゴルフだけやっているヤツには絶対に負けたくないと(笑)」

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