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欧州ツアーに過去最多の日本勢参戦 桂川有人は米ツアー出場の“ルート”に挑戦「トップ10入りを目指します」

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欧州ツアーに過去最多の日本勢参戦 桂川有人は米ツアー出場の“ルート”に挑戦「トップ10入りを目指します」(C)ゴルフ情報ALBA.NET

<中日クラウンズ 最終日◇5日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知県)◇6557ヤード・パー70>

4月に欧州ツアー初優勝を挙げた桂川有人が5バーディ・1ボギーの4アンダー「66」と最終日に追い上げを見せ、トータル7アンダー・6位タイでフィニッシュした。


日に日にコースコンディションが難しくなる和合戦で、「きょうが一番いいプレーだったと思います」と4日間のうち最終日が1番いいラウンドとなったと振り返る。

「(この3日間は)グリーンコンディションになかなか対応できていなかったんですけど、そこが日に日にやってきて、イメージが出やすくなったのかなと思います」

これまでの三日間で得た情報と、54ホールを回った体が感覚を覚えてきてグリーンのタッチが合ってきたという。だが、もう1、2日早くこのスコアを出したかったというのも本心。「なかなか対応力が追いつかなかったですね」と悔やむ部分もある。

それでもこの難度の高いコースでラウンドを重ねるごとに良くなる自分に「自信になりましたね」と納得のいく4日間となった。来週は休養を取り、再来週の「関西オープン」に向けて調整を進めていく。

先週の日欧共催ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で日本勢史上6人目の欧州ツアー初Vを決めた桂川は、その資格で今年はDPワールド(欧州)ツアーに参戦することを決めた。「まだ出る試合は決めていません」と出場試合は未定であるが、「トップ10入りを目指します」とゴルフ人生最大の目標である米国ツアーで戦うためにも、欧州ツアーでポイントを稼ぎに挑む。

日本人が欧州ツアーから米ツアーに進んだ実績はある。昨シーズンの欧州ツアーで1勝し、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)に輝いた久常涼のルートだ。同ツアーで有資格者を除くポイントランキング上位10人に翌年の米ツアー出場権が与えられるが、久常はその10番目に入り今季から米ツアーメンバーとして同ツアーで戦っており、桂川が目指すはこの”久常ルート”だ。

現在、同ツアーに参戦している日本勢は星野陸也、川村昌弘、中島啓太の3人。桂川がツアー参戦となると、同シーズンで日本人選手がヨーロッパで戦っている人数が過去最多となる。今年2月に「コマーシャルバンク カタールマスターズ」で星野が、3月の「ヒーローインディアンオープン」では中島、そして桂川と”欧州Vラッシュ”が続いており、これからも日本勢の戦いに注目だ。(文・高木彩音)


 
   

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