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死闘の末リベンジ果たし20度目V

テニス365


優勝決めたシフィオンテク
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は4日、シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードのA・サバレンカを7-5, 4-6, 7-6 (9-7)のフルセットで破り、昨年のリベンジに成功して大会初優勝を飾り、ツアー通算20個目のタイトルを掲げた。

>>【動画】3時間超え死闘 シフィオンテクがリベンジ果たし優勝決めた瞬間<<

>>シフィオンテク優勝 マドリッドOP組合せ・結果<<

世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で3連覇を達成すると3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で2年ぶり2度目の大会制覇を果たすとともにキャリア通算19度目のツアー優勝を飾った。

直近では前週のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、室内クレー、WTA500)に出場。今季クレー初戦となった同大会では3連覇がかかるも準決勝でE・ルバキナ(カザフスタン)に激闘の末に敗れた。

そのシフィオンテクは今大会、初戦となる2回戦で世界ランク52位のワン・シユ(中国)、3回戦で第27シードのS・シルステア(ルーマニア)、4回戦で同27位のS・ソリベス=トルモ(スペイン)、準々決勝で第11シードのB・ハダッド=マイア(ブラジル)、準決勝で第18シードのM・キーズ(アメリカ)を下し2年連続2度目の決勝進出を決めた。

2年連続でサバレンカとの決勝となったこの日の第1セット、第1・第2ゲームでブレークを奪い合うもその後は互いにサービスキープを続け終盤へ。迎えた第11ゲームで2度目のブレークチャンスをものにしたシフィオンテクはサービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲームをキープし先行する。

続く第2セットは序盤から互いに2度ずつブレークを奪い合いゲームカウント4-4に。しかし、第10ゲームでセットポイントとなるブレークチャンスを握られたシフィオンテクはサバレンカの鋭いフォアハンドウィナーを決められブレークを許し1セットオールに追いつかれる。

そしてファイナルセット、第4ゲームで先にブレークを許したシフィオンテクだが直後の第5ゲームでブレークバックに成功。第12ゲームでは2本のマッチポイントとなるブレークポイントを凌ぎタイブレークに突入。一進一退の展開となるも1本のマッチポイントを凌いだシフィオンテクは8-7とし自身2本目のマッチポイントを握ると最後はサバレンカのボールがアウトとなり2度目のミニブレーク。3時間11分に及ぶ死闘を制し、昨年のリベンジを果たして優勝を決めた。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「おそらく数年後に振り返ったとき、それは大きな意味を持つことは間違いないわ。でも今はとにかく、この大会で優勝できたことがうれしい。以前勝ったかどうかは私にとって関係ない。プレーする全ての大会で優勝できるように努めている」と語った。

「どちらがストレス少なく、より自由にプレーできるかということが大切だった。この試合の大半で彼女(サバレンカ)のいくつかの決断はかなり勇気のあるものだったと思う。私は少し後ずさりしてしまうこともあった。だから最後には、そうならないように勇気を出したかった。最後は何が勝敗を分けたのか分からない。今日は2人とも勝利に値したと思う。タイブレークでのちょっとしたポイントだけが勝敗を分けたと思うわ」

勝利したシフィオンテクは今季3度目、通算20度目のツアータイトルを獲得。一方、敗れたサバレンカは2連覇を逃し、今季2度目、通算15度目のツアー優勝とはならなかった。


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